素材産業グループ金属本部

主要取扱商品・分野
- 鉄鉱石、原料炭、銅の鉱山開発
- アルミニウム、マグネシウム製錬
- 鉄鋼・製鋼原料、セメント関連資材のトレード
- 非鉄軽金属原料・地金・製品のトレード
- 鉄鋼製品のトレード、事業投資
- 重仮設鋼材のリース
- 鉄、非鉄軽金属、レアメタル関連のリサイクル
本部の強み
豪州ロイヒル鉄鉱山事業
丸紅が15%出資する豪州ロイヒル鉄鉱山は、統合インフラとしての鉱山・鉄道・港湾を自社保有しており、高いコスト競争力を有しています。年間生産能力は西豪州ピルバラ地区の単一鉄鉱山としては最大級の6,000万トンを保持し、遠隔管理や鉱山トラックの自動化など、更なる操業の安定性や効率性の向上に加え、再生可能エネルギーへの転換など温室効果ガスの排出削減にも積極的に取り組んでいます。生産される良質な鉄鉱石の大半は、日本をはじめとするアジアの製鉄会社との長期契約に基づき販売されており、引続き、良質な鉄鉱石の安定供給を通じて、アジア鉄鋼産業に貢献していきます。
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ロイヒル鉄鉱山(豪州) -
ロイヒル鉄鉱石輸送鉄道(豪州) -
ロイヒル鉄鉱石運搬船積出ポートヘッドランド港(豪州)
豪州原料炭事業
丸紅は、豪州に複数の原料炭炭鉱権益を保有し、原料炭事業を推進しています。中でも高いコスト競争力を有しているジェリンバイースト炭鉱ならびにレイクバーモント炭鉱については、それぞれ38.3%、33.3%の権益を保有し、最大出資者として事業運営に関与しています。両炭鉱を中心に、引き続きコスト競争力の維持・強化を図り、収益基盤の強化に取り組んでいきます。
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ジェリンバイースト炭鉱(豪州) -
レイクバーモント炭鉱(豪州) -
ヘイルクリーク炭鉱(豪州)
チリ銅鉱山事業
丸紅は、チリにてセンチネラ銅鉱山およびアントコヤ銅鉱山に30%、ロスペランブレス銅鉱山に9.21%出資しており、パートナーである世界有数の銅生産会社である英国・アントファガスタ社と保有銅鉱山の事業運営を行っております。丸紅は、現在日本企業トップクラスの15万トンの持分権益銅量(銅地金換算)を保有していますが、遠隔管理や鉱山トラックの自動化など操業の安定性や効率性の向上に加え、ロスペランブレス銅鉱山の能力拡張やセンチネラ銅鉱山の周辺鉱床の開発を通じてさらなる資産価値の向上を目指していきます。2022年以降、保有銅鉱山全ての操業に関する電源を100%再生可能エネルギーに転換します。
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センチネラ銅鉱山(チリ) -
アントコヤ銅鉱山(チリ) -
ロスペランブレス銅鉱山(チリ)
カナダアルミニウム製錬事業
丸紅が13.3%出資するカナダ・アロエッテ製錬所は、水力発電を利用した、環境負荷が低くコスト競争力の高い米州最大のアルミニウム製錬所です。本製錬所の運営を通じて、世界経済の発展に必要不可欠で、今後も需要の伸長が見込まれるアルミニウム産業に貢献していきます。
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アロエッテ製錬所(カナダ) -
アロエッテ製錬所(カナダ)
幅広いネットワークを有するトレード
アジア地区を中心に各拠点に駐在員を派遣し、グローバルなネットワークを構築することで各商品・地域で幅広いトレードを展開しています。当本部のネットワークと販売・マーケティング力を駆使し、既存ビジネスの拡充に加え、環境・循環型ビジネスや電気自動車の普及など社会の変化により需要拡大が見込まれるビジネス分野への取り組みを強化していきます。
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ロスペランブレス銅鉱山銅精鉱荷役(チリ) -
センチネラ銅鉱山銅地金(チリ) -
ボイン製錬所アルミ地金(豪州)
丸紅グループの総合力を活かした鉄鋼製品事業の推進
伊藤忠丸紅鉄鋼、丸紅建材リースへの出資を通じ、あらゆる産業に関わりのある鉄鋼製品関連の事業を推進しています。当社の各本部および国内外のグループ会社と連携し、総合力を活かしながら鉄鋼製品事業の収益拡大を図っています。
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薄板コイル(伊藤忠丸紅鉄鋼) -
重仮設鋼材(丸紅建材リース)
環境・循環型ビジネスの推進
従来から取り組んでいる鉄スクラップや非鉄リサイクル等に加え、社会全般におけるリサイクルのニーズが高まっており、カナダでの鉱山残渣からのマグネシウムの回収・製錬事業、蓄電池のリユース・リサイクル、太陽光パネルリサイクル事業を推進しています。