エナジー・インフラソリューショングループインフラプロジェクト本部

主要取扱商品・分野

  • 上下水処理・海水淡水化などの水事業
  • 鉄道・道路などの交通インフラ事業
  • TOD※1・顔認証による交通決済事業などの交通周辺ビジネス
  • 病院・学校・スタジアム・アリーナなどの社会インフラ事業
  • ガス配送・小売、石油・ガスの生産・処理・輸送・貯蔵などのエネルギーインフラ事業
  • 廃棄物発電・燃料転換・CO2回収などの脱炭素・サーキュラーエコノミー事業
  • 鉄道システム、水事業関連設備、産業プラント、廃棄物発電などのEPC※2および運転保守
  • インフラファンドの運営

1 TOD:Transit Oriented Developmentの略。公共交通機関の利用を前提に組み立てられた都市開発もしくは沿線開発。

2 EPC:Engineering, Procurement and Constructionの略。インフラ設備・プラントの一括納入請負。

写真はポルトガル/AGS社(上下水道事業)

本部の強み

交通インフラ関連の事業投資および交通周辺ビジネス

豪州ゴールドコースト市の路面電車システムPPP※3事業者の最大株主としての参画を皮切りに、豪州シドニーメトロ案件やメキシコ道路案件などの交通PPP事業展開を図ってきました。当該地域に加えて、中近東、欧州、アジアなどにおいても、国内外の戦略的パートナーと協業し、交通分野のインフラ事業投資の拡大、ならびに優良資産の積み上げ、事業価値の向上に取り組んでいます。
また、従来の交通インフラ事業を通して得た知見・経験、交通事業者などとのネットワークを活かし、TODや顔認証による交通決済事業など、新規事業の開発にも取り組んでいます。

3 PPP: Public-Private Partnershipの略。官民の役割・リスク分担によるインフラ整備・サービス品質向上。

  • 豪州/ゴールドコースト市 Gold Coast Light Rail(トラム)PPP事業
    豪州/ゴールドコースト市 Gold Coast Light Rail(トラム)PPP事業
  • メキシコ/ 道路PPP事業
    メキシコ/ 道路PPP事業

水事業分野における本邦企業トップクラスの多彩な事業展開

アジア、米州、欧州、中東において、上下水道事業の運営から上下水処理施設のBOT※4、EPC、海水淡水化施設のBOO※5、運転保守管理、上下水道管理のコンサルティングサービスに至るまで、多角的に水事業を展開しており、保有資産の給水規模は本邦企業でトップクラスに位置しています。地球規模での人口増加や都市化の進展に伴う水インフラ整備のニーズ拡大、水に関する社会課題の多様化を見据え、持続的に社会へ貢献すべく、さらなる事業展開を目指しています。

4 BOT: Build Operate and Transferの略。プラントを建設し、一定期間操業後、資産を行政などの客先に移転。

5 BOO: Build Own and Operateの略。プラントを建設・所有し、一定期間操業後、資産を解体・撤去。

  • フィリピン/Maynilad Water Services社(上下水道事業)
    フィリピン/Maynilad Water Services社(上下水道事業)
  • チリ/Aguas Nuevas社(上下水道事業)
    チリ/Aguas Nuevas社(上下水道事業)
  • サウジアラビア/Shuqaiq Three Company for Water社(海水淡水化事業)
    サウジアラビア/Shuqaiq Three Company for Water社(海水淡水化事業)

社会インフラ関連の事業投資

等々力緑地再編整備・運営等事業
等々力緑地再編整備・運営等事業

国内外で生活の基盤を支える社会インフラ(病院、学校、寄宿舎、公共施設、スタジアム、アリーナ等)PPP案件の開発・運営を行っています。国内では川崎市の等々力緑地再編整備・運営等事業に参画しています。海外では豪州、欧州、中近東を中心に、国内外の戦略的パートナーと共に地域特性に応じた案件開発を行い、地域社会への貢献を図ります。

エネルギーインフラ関連の事業投資

国内外の戦略的パートナーとの協業により、米州、欧州、豪州、アジア、アフリカなどにおける都市ガス輸配送・小売、FPSO※6・海上原油生産プラットフォームなどの海洋エネルギー事業を含めたエネルギーインフラ事業投資を幅広く行っています。ガス配給事業を主軸とした複合ユーティリティ事業者への進化を目指し、地域エネルギー供給の最適化に注力していきます。

6 FPSO: Floating Production, Storage and Offloading systemの略。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備。

  • ブラジル/セピア鉱区向けFPSO傭船事業※写真提供:三井海洋開発
    ブラジル/セピア鉱区向けFPSO傭船事業
    <写真提供:三井海洋開発>
  • ポルトガル/Floene社(ガス配送事業)
    ポルトガル/Floene社(ガス配送事業)
  • 米国/Gulfstar(SPAR型原油・ガス洋上生産・処理事業)
    米国/Gulfstar(SPAR型原油・ガス洋上生産・処理事業)

サーキュラーエコノミー構築に向けた廃棄物再資源化事業に関する取り組み

社会課題の解決に向け、サーキュラーエコノミー(循環型経済)ビジネスに取り組んでいます。廃棄物を資源と捉え、再生・再利用するサーキュラーエコノミービジネスは、脱炭素をはじめ、持続可能な社会の実現に大きく貢献します。具体的には、農業・畜産残渣からのバイオメタン製造・販売、廃棄物からの燃料製造・販売、廃棄物発電、工場・発電所などで発生する排ガスからの二酸化炭素の回収・再資源化などに注力しています。

  • 太平洋セメント(株)熊谷工場向け二酸化炭素回収設備
    太平洋セメント(株)熊谷工場向け二酸化炭素回収設備
  • バイオメタンの原料となる畜産残渣を調達する米国の酪農場
    バイオメタンの原料となる畜産残渣を調達する米国の酪農場

総合商社トップクラスの鉄道EPC/トレード実績

タイ/パープルライン向け鉄道システム納入+保守サービス
タイ/パープルライン向け鉄道システム納入+保守サービス

世界各地域における鉄道システムなどのEPC/トレードでは、高度なEPC/トレード機能と資金調達を組み合わせた複合的な機能を提供し、総合商社トップクラスの実績を誇ります。今後も鉄道システムなどのEPCの推進、ならびにEPCと保守・操業サービスをセットにしたパッケージ供給を行います。

インフラファンド事業の取り組み

丸紅が出資するファンド運営会社(MM Capital Partners株式会社およびMM Capital Partners 2号株式会社)は、OECD加盟国に所在する交通、社会およびエネルギーインフラ分野の資産へのエクイティ投資に特化したファンドの運営を行っています。丸紅が長年に亘り蓄積した市場・産業知識や業界ネットワーク、投資関連ノウハウを最大限に活用し、投資案件のソーシングやアセット管理を行うことを通じ、金融機関や機関投資家へ長期・安定的な資産運用先を提供しています。

  • ラトビア/CBG社(ガス輸送・貯蔵事業)
    ラトビア/CBG社(ガス輸送・貯蔵事業)
  • 豪州/EII社(ガス処理・輸送・発電・送電複合エネルギー事業)
    豪州/EII社(ガス処理・輸送・発電・送電複合エネルギー事業)
  • 豪州/アデレード病院PPP事業
    豪州/アデレード病院PPP事業

できないことは、みんなでやろう。 命を守る仕事