エナジー・インフラソリューショングループ電力本部
主要取扱商品・分野
- 発電事業
-再生可能エネルギー発電事業
-Fuel to Power※1事業
-ガス焚きなどの火力発電事業 - 電力サービス事業
-電力小売事業
-分散型電源事業
-スマートシティ・地域密着型ユーティリティサービス事業
-ストレージ・VPP・V2X※2・アグリゲーション事業
-新事業
-EPC※3事業およびO&M事業
写真提供:秋田洋上風力発電株式会社
1 Fuel to Power:燃料(ガス)調達・貯蔵・発電を一貫して行う事業
2 V2X:EVの車載蓄電池を利用して建物に電気を供給するVehicle to Building、電力系統に調整力を供給するVehicle to Gridなど
3 EPC:Engineering, Procurement and Constructionの略
本部の強み
低炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギー事業への積極的な取り組み
持続可能な開発目標としての気候変動を緩和する低炭素社会の実現に向けて、洋上・陸上風力、太陽光、バイオマス、水力など、国内外での再生可能エネルギー発電事業のさらなる拡大と、石炭火力発電事業の縮小※4による発電事業に伴う環境負荷の低減に取り組んでいます。また、CO2排出量削減に向けた新技術の導入なども検討していきます。
4 保有持分容量約3GW(2018年度末見通し)を2025年までに半減
国内外における強固な地域営業力、業界トップクラスのIPP※5実績、EPC取りまとめ実績、充実した資産管理体制
発電事業では、強固な地域営業力と国内外に保有する案件開発拠点および資産管理体制、長年培ったEPCの知見やファイナンス組成力を活用することで、事業案件の開発・建設ならびに保守・運転に主体的に参画し、安全かつ安定した電力の供給と発電所の運営を行っています。
安定収益基盤である長期売電契約が付保されたIPP事業案件を中心に、国内外に合計持分容量11,550MW(2023年3月末)の資産ポートフォリオを構築しています。
5 IPP:Independent Power Producersの略
豊富な電力卸売・小売の経験、多様な電力サービス事業の実績
2001年に英国で設立したSmartestEnergy社は、再生可能エネルギー電源を中心に英国電力市場での卸調達・小売事業を手掛け、米国および豪州でも事業展開しています。
日本国内では電力小売自由化が開始された2000年以降、PPS(Power Producer and Supplier)として丸紅新電力を設立し電力小売事業に参入。豊富な需給運用スキル・電源取扱実績を有しています。
また、電力サービス事業では、分散型電源事業の拡張に加え、蓄電池設備のオンライン販売、EV最適充電など需要家向けエネルギーマネジメントの提供、送電線の効率利用のための監視・解析技術など、DXを活用した電力サービス事業分野の取り組みを強化・拡大しています。さらに、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクル関連サービスやスマートシティの開発にも取り組んでいます。
これらの機能を組み合わせた顧客の課題を複合的に解決する「総合エナジーソリューション」の提供
社会がカーボンニュートラルに移行するなか、多様化する顧客ニーズに対し、上述のような丸紅グループの持つさまざまな機能を組み合わせ、エネルギーの効率利用や脱・低炭素化に向けた総合的な問題解決を提供し、付加価値を生み出していきます。
地域密着型電力サービス事業(再生可能エネルギーの地産地消モデル、都市の脱炭素化など)、蓄電池を活用した再生可能エネルギー電源の出力補完、電力系統への需給調整サービス等を拡大していきます。