食料・アグリグループ食料第一本部
主要取扱商品・分野
- 市販用食品、業務用食材、乳製品
- 小麦粉・砂糖・油脂等の食品原料
- コーヒー・茶・果汁等の飲料原料
- 生鮮食材(農産、水産)分野の原料及び加工品
本部の強み
国内での強固な食品流通網と海外成長市場への展開
国内では、菓子専業卸の最大手である山星屋、国分グループ本社との共同事業である冷凍食品卸のナックス、加工食品・酒類卸の国分首都圏といった卸売業各社に出資しており、また大手小売業との戦略的提携を通じて、強固な食品流通網を築いています。加えてロングセラー商品である「ヨーグレット」、「ハイレモン」を有するアトリオン製菓への出資を通じ、商品開発力・マーケティング力を強化することで、更なる菓子・食品製造領域への事業拡大に取り組んでいます。
海外では、ベトナムにおいて、即席めん市場で最大のシェアを持つエースコックベトナム社への経営参画、不二家ベトナムでの菓子製造事業への進出など、海外成長市場での内需取り込みに向けた積極的な事業展開を進めています。
食品流通や製造分野でのノウハウを培い、国内外での製造領域まで含めた事業領域の拡大に取り組んでいます。
食の多様化に応じた各食品原料の取り扱いと海外市場への展開、フードテックをベースとした事業化
国内外の市場で食の多様化が進む中、加工食品メーカーのニーズを捉えたスペシャリティ原料のバリューチェーンの構築を目指しています。
基礎原料である砂糖においては、事業会社である東洋精糖、宮古製糖と連携した安定供給体制を確立しています。
国内においては、幅広い販売網を持つ丸紅食料を通じて、安心・安全・効率的なサプライチェーンの構築、食品原料の提案を行い顧客の課題のソリューション機能を提供しています。
また、閉鎖循環式陸上サーモン養殖事業を手掛けるデンマークDanish Salmonや米国フードテックインキュベーターであるKitchenTownへの出資参画を通して、社会課題や環境に配慮した新たなビジネスの事業化を推進しています。
輸入販売シェア3割を誇り、最適なサプライチェーンを構築するコーヒートレーディング
丸紅のコーヒー豆輸入は業界全体の約30%のシェアを誇ります。またインスタントコーヒーについては、世界最大のコーヒー産地ブラジルにてイグアスブラジル社(丸紅100%)を有し50年以上に亘りインスタントコーヒ・コーヒーエキスの製造・販売を手掛けてきました。2019年5月には、ブラジルに次ぐコーヒー産地であるベトナムにイグアスベトナム社(丸紅100%)を設立、2022年度より生産販売を開始しました。イグアスブラジル社が有する生産技術・ノウハウおよび販売ネットワークをベトナムでの事業に活用し、丸紅主導で事業運営を行っております。両社合計で年産約4万トンの生産能力となり、丸紅はB to Bインスタントコーヒー市場で世界最大級の製造販売者として、さらなる事業拡大を目指します。
生鮮食材(水産・農産)分野で社会のニーズを捉え、新たな顧客価値を創造し提供するビジネス
昨今、サステナビリティに対する意識の向上や、内食・中食需要拡大を背景とした冷凍食品消費の増加など、消費者の価値観が急速に変化しており、またコロナ禍によるグローバル市場におけるサプライチェーンの混乱といった社会課題が生まれています。これら消費者ニーズの変化や新たな社会課題に応える生鮮食材分野の原料及び加工品を、日米両市場で、業界トップクラスの販売会社である、丸紅シーフーズ・丸紅食料・イースタンフィッシュ各社を通じて供給しています。