長年継続してきた丸紅基金や海外奨学基金などを通じ、あらゆる人が参加可能な共生社会の実現に貢献します。
丸紅基金の活動
丸紅基金は1974年に丸紅株式会社の出捐により設立され、翌年から毎年1億円の社会福祉助成を継続して実施してきました。近年、助成応募件数も増加し、こうした社会の要請に少しでも応えていきたいという思いから、設立50周年の節目に助成額を最大3億円に拡大しました。これまでの助成実績は累計55.5億円、3,181件となりました。
丸紅基金の助成対象先(助成先)は、障がい者、児童・青少年、高齢者関連の施設・団体など多岐にわたっており、昨今の社会情勢を反映し、引きこもり支援、生活困窮者支援、子ども(地域)食堂、フードバンク、女性保護、地域コミュニティ活動など、行政の手が届きにくいと思われる案件には特に配慮して採択しています。
助成金は、丸紅からの出捐金と、資産の運用収入、「100円クラブ」(下記参照)による個人寄付と丸紅からのマッチングギフト、丸紅ギャラリー入館料、社員食堂での寄付付きメニューなどで組成され、企業と個人が協力して支える枠組みとなっています。
独自の取り組み
〈100円クラブ〉
「100円クラブ」は1995年から始まった丸紅及び丸紅グループの役員、社員、元社員の有志による丸紅基金への寄付プログラムです。毎月一口100円から任意の口数で参加可能で、この寄付金に対して丸紅からもマッチングギフトとして同額の寄付金が拠出されます。
〈人的支援活動〉
社会福祉分野でのニーズが多様化している現状を鑑み、過去の助成先に当社社員・元社員を派遣して人的な支援を行う活動を2017年度からスタートしました。ビジネスで培った経験や知見を活かし、約20名が助成先で事務や現場サポート等の活動に携わっています。
丸紅公式YouTubeチャンネル
丸紅基金助成先活動紹介動画
海外奨学基金
新興国における青少年の教育と育成のため、主にアセアン及びブラジルの6カ国で奨学基金制度を設けています。丸紅の奨学基金の歴史は1989年にフィリピンからはじまり、各国の教育事情に合わせて、小学生から大学生までを対象に毎年奨学金を給付するほか、パソコンや文房具等の物品も供与する等、地域の要請に応じた支援を行っています。
| 国 | 設立 | 対象校 | 奨学金の内容 |
|---|---|---|---|
| フィリピン | 1989年 | 技術・農業系の職業訓練学校や小学校 | 低所得世帯の学生を対象とした奨学金支給およびパソコン、関連備品の寄贈 |
| インドネシア | 1999年 | インドネシア国内の大学 | 成績優秀者を対象とした奨学金支給 |
| ブラジル | 2006年 | ブラジル国内の職業訓練学校 | 学校教材費用及び授業料の補助、学術研究費としての奨学金支給 |
| カンボジア | 2007年 | カンボジア国内の大学 | 成績優秀者を対象とした奨学金支給 |
| ラオス | 2007年 | 民族寄宿学校 | 教科書、制服、文房具、寄宿舎備品の寄贈 |
| ミャンマー | 2012年 | 工科・コンピューター系の大学 | 低額所得世帯の学生を対象とした奨学金支給 |
丸紅カンボジア奨学基金の贈呈式を実施
11月25日、2025年度の丸紅カンボジア奨学基金(MCEF)の授与式が最高学府である王立プノンペン大学にて行われ、福原プノンペン支店長から12名の学生に証書が授与されました。
MCEFは丸紅創業150周年を記念し2007年に設立された奨学基金で、同大学に在籍する、成績優秀でありながら経済的に恵まれない学生を対象に、奨学金を支給しています。今年度までの約20年間で、MCEF奨学金受給者は累計480名に達しています。
丸紅は、今後も同国における高等教育の機会拡大と、将来を担う人材育成に取り組んでいきます。
Marubeni Power International, Inc.による社会貢献活動
丸紅の100%子会社で米州の電力関連事業を開発・運営するMarubeni Power International, Inc.(MPII)は、電力事業を展開するジャマイカおよびトリニダード・トバゴにおいて、これまで約10年間にわたり様々な寄付や支援活動を行ってきました。
社会貢献の観点から、地域の学校や障がい者支援施設への備品の寄贈、児童養護施設への寄付、生活困窮者支援団体への支援、ならびに大学への奨学金の支給など、現地のニーズに応じた多様な支援活動を展開しています。
教員の民間企業研修受け入れ
丸紅では、1996年以降、(一財)経済広報センターが主催する「教員の民間企業研修」の受け入れを行っています。2025年8月には、神奈川県の教員計28名が参加し、丸紅グループのビジネスや人財育成に関する各講義や、丸紅ギャラリーの訪問等を行いました。企業活動や総合商社のビジネスに対する理解を深め、その体験や見聞を子どもたちへの教育や教育現場の改革に活用していただくことで、共生社会の実現に寄与していきます。
海外教育機関からの研修生受け入れ
丸紅では1981年以降、フランスのENA(2022年よりINSP「国立公務学院」に改組)から原則毎年数名の研修生を受け入れており、これまでの受け入れ人数は80名以上にものぼります。2025年には、INSPより2名の研修生の受け入れを実施しました。
このように総合商社の機能や丸紅グループの取り組み紹介、ビジネス現場視察、日本文化体験等のプログラムを通して、将来を担う人材の育成と、良好な二国間関係の発展に貢献しています。
高校生の企業訪問の受け入れ
丸紅では、全国の高校生の企業訪問を受け入れています。
総合商社のビジネスモデルや当社の取り組みの紹介、オフィスツアー等を行っており、2024年度は全国から合計15回の受け入れを実施しました。
(新規受入休止中)
