丸紅グループの社会貢献活動

共生社会

長年継続してきた丸紅基金や海外奨学基金などを通じ、
あらゆる人が参加可能な共生社会の実現に貢献します。

丸紅基金の活動

丸紅基金の活動 丸紅基金の活動

丸紅基金は社会福祉分野における民間助成団体として、1974年、丸紅の出捐により設立されました。毎年1億円の助成を継続実施し、2023年度までの助成実績は累計2,896件、総額49億5,000万円となっています。
丸紅基金の助成対象先(助成先)は、障がい者、児童・青少年、高齢者関連の施設・団体など多岐にわたっており、昨今の社会情勢を反映し、引きこもり支援、生活困窮者支援、子ども(地域)食堂、フードバンク、女性保護、地域コミュニティ活動など、行政の手が届きにくいと思われる案件には特に配慮して採択しています。2024年度からは助成金額を最大3億円に拡大しました。
助成金は、丸紅からの出捐金と、資産の運用収入、「100円クラブ」(下記参照)による個人寄付と丸紅からのマッチングギフト、丸紅ギャラリー入館料、社員食堂での寄付付きメニューなどで組成され、企業と個人が協力して支える枠組みとなっています。

独自の取り組み

<100円クラブ>
「100円クラブ」は1995年から始まった丸紅及び丸紅グループの役員、社員、元社員の有志による丸紅基金への寄付プログラムです。毎月一口100円から任意の口数で参加可能で、この寄付金に対して丸紅からもマッチングギフトとして同額の寄付金が拠出されます。

<人的支援活動>
社会福祉分野でのニーズが多様化している現状を鑑み、過去の助成先に当社社員・元社員を派遣して人的な支援を行う活動を2017年度からスタートしました。ビジネスで培った経験や知見を活かし、約20名が助成先で事務や現場サポート等の活動に携わっています。

丸紅基金ウェブサイト
丸紅基金記事広告 丸紅基金
丸紅基金広告特設ページ

<丸紅公式YouTubeチャンネル>
丸紅基金助成先活動紹介動画
Words from a Program Organizer ーNPO法人ワンダーアート篇ー
Words from a Program Participant ーNPO法人ワンダーアート篇ー

海外奨学基金

海外奨学基金

新興国における青少年の教育と育成のため、主にアセアン地域及びブラジルの6カ国で奨学基金制度を設けています。丸紅の奨学基金の歴史は1989年にフィリピンからはじまり、各国の教育事情に合わせて、小学生から大学生までを対象に毎年奨学金を給付するほか、パソコンや文房具等の物品も供与する等、地域の要請に応じた支援を行っています。

Scope:フィリピン奨学基金

設立 対象校 奨学金の内容
フィリピン 1989年 技術・農業系の職業訓練学校や小学校 低所得世帯の学生を対象とした奨学金支給およびパソコン、関連備品の寄贈
インドネシア 1999年 インドネシア国内の大学 成績優秀者を対象とした奨学金支給
ブラジル 2006年 ブラジル国内の職業訓練学校 学校教材費用及び授業料の補助、学術研究費としての奨学金支給
カンボジア 2007年 カンボジア国内の大学 成績優秀者を対象とした奨学金支給
ラオス 2007年 民族寄宿学校 教科書、制服、文房具、寄宿舎備品の寄贈
ミャンマー 2012年 工科・コンピューター系の大学 低額所得世帯の学生を対象とした奨学金支給

Maynilad Water Services, Inc.による地域社会への貢献

Maynilad Water Services, Inc.による地域社会への貢献

当社のグループ会社であるフィリピン国・上下水道事業会社Maynilad Water Services, Inc.(以下、Maynilad)は、コミュニティ投資を通じて、積極的に地域社会の発展に貢献しています。
Mayniladは、2021年度に合計約134百万ペソを拠出し、近隣地域の住人に対する雇用機会の提供の他、貧困地域に住む人々への飲料水用インフラ整備、台風被災者への飲料水・食料の提供、医療従事者への白衣提供を通じた公衆衛生の改善等、地域社会の人権問題にポジティブな影響をもたらす取り組みを積極的に行いました。
今後も積極的に、フィリピン国内において環境・社会面に配慮した貢献を続けていきます。

海外教育機関からの研修生受け入れ

海外教育機関からの研修生受け入れ

丸紅では1981 年以降、フランスの高級官僚養成機関であるENA(2022年よりINSP「国立公務学院」に改組)から原則毎年数名の研修生を受け入れており、これまでの受け入れ人数は80名以上にものぼります。
また、2012年には、カタールの王族関係者や複数の大臣の出身校であるカタール大学に寄付を行い、以来この寄付金を原資として文化・教育面における様々なプロジェクトを推進しています。2023年には、INSPより3名、カタール大学より2名の研修生の受け入れを実施しました。総合商社の機能や丸紅グループの取り組み紹介、ビジネス現場視察、日本文化体験等のプログラムを通して、フランスおよびカタールの将来を担う人材の育成と、各国との良好な二国間関係の発展に貢献しています。

中高生の企業訪問の受け入れ

企業訪問の受け入れ

丸紅では、全国の中学生・高校生の企業訪問を受け入れています。
本講座では、総合商社のビジネスモデルや、地球環境や社会で深刻化する課題に対する当社の取り組みの紹介、オフィスツアー等を行っており、2023年度は全国の中学校・高等学校から合計17回の受け入れを実施しました。

企業訪問を希望される場合は、以下の事項をご記載のうえ、問い合わせ先メールアドレス宛にご連絡ください。

  • 学校名、学年、訪問予定人数(受入可能人数:10名~40名)
  • 訪問希望日時
  • 企業訪問の目的
  • 弊社へ企業訪問を希望される理由

お問い合わせ:

広報部 企画・ブランド推進課
E-mail:TOKB191@marubeni.com

※個人での訪問は受け付けておりませんので、学校単位でお申し込みください。
※安全面の観点から、引率者の帯同をお願いしております。
※業務との兼ね合い・受け入れ体制等により、ご希望に添いかねる場合もございます。予めご了承ください。

教員の民間企業研修受け入れ

グループ会社講演でのVR体験
グループ会社講演でのVR体験

丸紅では、1996年以降、(一財)経済広報センターが主催する「教員の民間企業研修」の受け入れを行っています。2023年8月には、東京都足立区および品川区の教員計20名が参加し、丸紅グループのビジネス、サステナビリティの考え方、人財育成など各講義や、グループ会社訪問等を行いました。企業活動や総合商社のビジネスに対する理解を深め、その体験や見聞を子どもたちへの教育や教育現場の改革に活用していただくことで、共生社会の実現に寄与していきます。