2024年
ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ管理プラットフォームの「サーキュラー・エコノミーEXPO春展」への出展について
2024/02/16
丸紅株式会社
丸紅は、オランダのCircularise B.V. （以下、「サーキュライズ社」）とともに、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ管理プラットフォーム（以下、「本プラットフォーム」）を、「第2回サーキュラー・エコノミーEXPO春展」（以下、「本展示会」）に出展します。
本プラットフォームでは、欧州で導入が検討されているデジタル製品パスポート※1（以下、「DPP」）の作成、「Smart Questioning」技術※2の使用、及びマスバランス方式※3を利用した帳簿や報告書の作成が可能となります。丸紅は、本プラットフォームを日本、及びアジア市場向けに展開することを目指し、2021年2月にサーキュライズ社と業務提携契約を締結して以来、実証実験を重ねてきました。また、J-CEP※4が2023年3月に立ち上げた「デジタル製品パスポート研究会」において、同年5月にプラスチックリサイクルの実証実験の情報をサーキュライズ社の本プラットフォームに入力し、DPPの作成に成功しました。
丸紅は、本展示会への出展を通じて、様々な企業や団体との連携可能性を拡げるとともに、日本ではまだ新しい概念であるDPPを社会実装することによって、サステナブルな製品設計や資源調達の透明性向上を促進し、資源循環経済の実現に貢献していきます。
【本展示会概要】
| 概要 |
：サーキュラーデザイン、サステナブルマテリアル、PaaS（製品のサービス化）支援、資源回収・リサイクル・再製品化技術などが出展し、循環型経済・サステナブル経営を実現したい企業の経営者、幹部、経営企画、設計・製造部門などが来場する商談展
（URL：https://www.decarbonization-expo.jp/hub/ja-jp/about/ce.html） |
| 会期 | ：2024年2月28日（水）～3月1日（金） 10:00～18:00（3月1日のみ17:00まで） |
| 会場 | ：東京ビッグサイト東ホール（ブース番号：E71-5） |
1 QRコード等をデバイスで読み取ることで製品のサステナビリティ情報を確認できる電子パスポート。
2 ゼロ知識証明（暗号学において、ある知識を持っていることを、その知識に関する何の情報も明らかにすることなく証明する手法のこと）をベースに、サーキュライズ社が独自開発した技術で、情報の選択的・限定的な開示を可能にするもの。
3 化学品およびプラスチック産業において、サステナブルな製品の生産ラインを別途設置することなく、サステナブルな原料使用への段階的な移行を提供する、生産・流通。加工工程の管理方式。
4 ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ。持続可能な社会の実現を目指す企業等が、住民・行政・大学等と連携して、資源循環経済の推進に取り組む新事業共創パートナーシップ。2023年10月2日時点で59社、9団体が加盟。
＜関連ニュースリリース＞
・2023年5月17日
トレーサビリティ管理プラットフォームを活用した日本版DPPの対応を想定するシミュレーションの開始について
https://www.marubeni.com/jp/news/2023/release/00053.html
・2021年2月9日
オランダ・サーキュライズ社との業務提携について～サーキュラー・エコノミーの実現に向けたトレーサビリティ管理プラットフォームのアジア展開～
https://www.marubeni.com/jp/news/2021/release/00010.html