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韓国Hyosung社およびエストニアSkeleton社との韓国初の次世代電力系統安定化装置の 共同開発に関するMOU締結について

2026年2月18日
丸紅株式会社

丸紅は、韓国の重電機メーカーであるHyosung Heavy Industries(以下、「Hyosung社」)および丸紅の出資先であり次世代蓄電池の開発・製造事業を行うエストニアのSkeleton Technologies(以下、「Skeleton社」)と、韓国初となる次世代の電力系統安定化装置「E-STATCOM」の共同開発(以下、「本開発」)に向けたMOUを締結しました。

MOU締結式
MOU締結式

案件の概要
今回開発する「E-STATCOM」は、Hyosung社が保有する無効電力補償装置「STATCOM(※1)」の技術と、Skeleton社のスーパーキャパシタ(※2)を用いた高電圧エネルギー貯蔵装置(以下、「HVラック」)を組み合わせた、次世代の電力系統安定化ソリューションです。高出力の電力を貯蔵・瞬時放出することにより、再生可能エネルギーの出力変動やデータセンター等の需要変動によって生じる電圧や周波数の変動を瞬時に抑制することが可能となり、電力系統の安定化を実現します。丸紅は、Hyosung社へのHVラックの供給を通じて製品開発を支援し、2027年中の商用化を目指します。

背景・意義
近年、再生可能エネルギーの導入拡大による電力供給の変動性の高まりに加え、生成AIの普及を背景としたデータセンターの新増設により、電力需要が短時間で大きく変動するケースが増加しています。こうした「AI時代の電力需要」に対応するには、需給変動時でも電力品質を維持し、系統を強靭化する技術が不可欠です。本開発は、脱炭素の推進とAI・デジタル基盤を支える電力インフラ整備の両面に貢献するものです。

今後の展望
丸紅は、2021年にSkeleton社へ出資以降、同社の戦略的パートナーとしてアジアでの販売代理を担ってきました。本開発においても、供給・販売面で連携しながら、韓国のみならず、データセンターの電力需要増加に伴い電力系統安定化のニーズが高まる米国などの海外市場での展開も視野に、商用化を支援します。

(※1)送配電網に接続し、無効電力を高速に制御して電圧を安定化する電力系統用の装置。
(※2)電気二重層キャパシタとも呼ばれる。内部抵抗が極めて低いことから、大電流による急速充放電が可能であり、百万サイクルの充放電に耐える長寿命を持ち、安全性の極めて高い蓄電デバイス。

<Hyosung社概要>

会社名 :Hyosung Heavy Industries Corporation(ヒョソン・ヘビーインダストリイズ)
本社所在地 :119, Mapo-daero, Mapo-gu, Seoul, Korea
設立 :1962年
代表者 :Woo Tae-Hee, President / CEO
事業内容 :重電設備、産業機械の開発・製造、土木・建設
ウェブサイト https://www.hyosungheavyindustries.com/en

<Skeleton社概要>

会社名 :Skeleton Technologies Group OÜ(スケルトン・テクノロジーズ・グループ)
本社所在地 :Sepise 7, 11415 Tallinn, Estonia
設立 :2009年
代表者 :Taavi Madiberk, Chief Executive Officer
事業内容 :スーパーキャパシタおよび次世代バッテリーの開発・製造
ウェブサイト https://www.skeletontech.com/

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