2024年

ベトナムAmata City Halong工業団地への事業参画について

2024/06/12
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、ベトナム社会主義共和国(以下、「ベトナム」)においてAmata City Halong工業団地(以下、「アマタハロン工業団地」)の開発・運営を行うAmata City Halong JSC(以下、「ACHL」)の株式20%をAmata VN Public Company Limited(以下、「Amata VN」)より取得し、ベトナムにおける工業団地の開発・運営に参画しました(以下、「本事業」)。Amata VNは、東南アジアで多数の工業団地の開発・運営に取り組む、タイの大手工業団地ディベロッパーAmata Corporation Public Company Limited(以下、「Amata」)のグループ会社です。

アマタハロン工業団地の様子 アマタハロン工業団地の様子

国際情勢の不安定化により、製造業のグローバル生産拠点戦略がますます重要となる中、ベトナムは、経済の安定性と高い成長率、豊富な労働力、所得水準の向上に伴う中間層の増加などが高く評価され、製造業の進出が増加しています。アマタハロン工業団地は、ベトナム北部でも発展が著しいクアンニン省に位置し、特に以下の優位性が評価され、電子・電気機器、EVを含む自動車関連、工作機械といった産業を中心に日本、韓国、台湾、欧州から製造業が進出しています。

・東アジア各国との容易なアクセス
クアンニン省が隣接する中国とは高速道路で接続、また港湾都市ハイフォンに近接するなど、原料・中間部材の輸入と製品の輸出を行う東アジア各国から地理的に近くアクセスが容易。
・国内外の市場へのアクセスを可能とする交通インフラ
首都ハノイに直結する高速道路、ベトナム北部初の大水深港であるラックフェン港、ハイフォン国際空港など陸・海・空の交通インフラが整備。
・経済特区指定による税メリット
経済特区の指定を受け、進出企業は法人税の優遇等、ベトナム国内最高水準の税メリットを享受。

1980年代からアジアの工業団地開発・運営に取り組む丸紅は、これまでにアジア5か国で、総面積約2,500haの開発・運営実績があります。アマタハロン工業団地においては、2021年4月にACHLと販売代理契約を締結し、企業誘致に取り組んできました(※)。本事業では、丸紅の30年以上の開発・運営により蓄積した環境負荷低減やデジタル化の取り組み・知見と、Amataが持つベトナムにおける工業団地の開発・運営ノウハウを掛け合わせ、入居企業が効率的かつ環境に配慮した生産活動を行えるサービスを提供していくとともに、周辺地域の雇用創出やベトナムの経済発展に寄与していきます。

丸紅は、今後も工業団地の開発・運営を通じて、エネルギーや環境、安全などの社会課題をテクノロジーにより解決するとともに、人々の暮らしに配慮した質の高い「次世代産業基盤」の構築を実現し、進出国での技術移転・人材育成、産業・雇用基盤の創出に貢献していきます。

(※)2021年4月6日ニュースリリース
ベトナム国クアンニン省における工業団地の販売代理契約締結について
https://www.marubeni.com/jp/news/2021/release/00033.html

工業団地位置 工業団地位置
<アマタハロン工業団地の概要>
工業団地名 : Amata City Halong工業団地
所在地 : ベトナムクアンニン省クアンイエン町
開発面積 : 714ha
交通アクセス : ハノイ市街地より約130km、ハイフォン港・市街地より約25km
主要入居企業 : Jinko Solar、Autoliv、キャステム、多摩川精機、パーツ精工、フジックス、Foxconn 他
     
<Amata VN概要>
会社名 : Amata VN Public Company Limited
設立 : 2012年
株主 : Amata Corporation、Amata Asia 他
代表者 : Somhatai Panichewa
本社所在地 : 2126 Kromadit Building, New Petchburi Road, Huaykwang, Bangkok 10310, Thailand
事業内容 : ベトナムにおける工業団地の開発・運営
ウェブサイト : https://amatavn.com/

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