2019年

静岡県富士宮市における小水力発電所稼動・竣工式開催の件【三峰川電力】

2019/11/19
丸紅株式会社

三峰川(みぶがわ)電力株式会社(以下「三峰川電力」)は、静岡県富士宮市での三峰川本門寺第一発電所と三峰川本門寺第二発電所の2発電所の建設が2019年9月に完工し、同年10月1日より商業運転(以下「本事業」)を開始したことを受け、本日竣工式を開催しました。
本事業は、静岡県富士宮市を流れる普通河川である北山用水の水を活用して発電するものです。
北山用水は北山本門寺の請願により徳川家康が開削を命じた歴史ある用水路で、農業用水や上水道水源として活用され、現在も多くの地元住民に親しまれています。
富士宮市は市内に12箇所の小水力発電所が運転されており、小水力発電所数日本一を誇っております。小水力発電が身近であったことから本事業実施にあたっては富士宮市と地元関係者の皆様に多大なるご協力を賜りました。

本事業による年間発電量は、一般家庭約400世帯の年間電力消費量を見込んでおり、発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し売電します。

クリーンな循環型自然エネルギーである小水力発電事業は、豊かな河川と山々に囲まれた日本の地形に適しており、同時に大規模なダム建設と比較して環境負荷が低いため周辺環境との調和も可能となることから近年大きな注目を集めております。発電に使用した水は全て河川へと戻る為、歴史ある北山用水に適した発電方式となっております。

三峰川電力は、昭和37年から水力発電事業の運営を行い、本事業は長野県(伊那市・4か所、茅野市・4か所)、山梨県(北杜市・3か所)、福島県(下郷町・2か所、猪苗代町・1か所)、広島県(広島市・2か所、北広島町・1か所)、宮城県(白石市・1か所)に続く国内19か所目と20か所目の発電所になります。

三峰川電力は、「持続可能な開発目標」をサステナビリティの環境・社会における重要な課題と捉え、今後もこれまでの発電事業にて培われた経験を最大限に活用し、安心・安全な自然エネルギーのさらなる普及・拡大に努めます。そして、環境・社会課題の解決および各地の街づくりに協力・貢献していきます。

以 上

 

■三峰川電力株式会社
本   社:東京都中央区日本橋二丁目7番1号
代表取締役:伊藤 直樹
発電事業所:長野県伊那市長谷黒河内2895
資 本 金:250百万円

 

■静岡県富士宮市
面 積:389.08㎢
人 口:132,404人(2019年9月1日現在)
市 長:須藤 秀忠
市役所:静岡県富士宮市弓沢町150番地

 

■三峰川電力株式会社 静岡県富士宮市における水力発電事業

施設名 所在地 認可出力
三峰川本門寺第一発電所 富士宮市内野地内 120kW
三峰川本門寺第二発電所 富士宮市上井出地内 140kW

 

■発電所写真

発電所写真

 

三峰川電力のニュースリリースは下記よりご覧いただけます。

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