2026年6月10日
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、南アフリカ共和国(以下、「南アフリカ」)を中心にカーメンテナンス事業を展開するTiAuto Investments Pty Ltd(以下、「TiAuto社」)を子会社化することに合意しました(以下、「本案件」)。本案件により、丸紅として初めてアフリカで同事業に参入します。
丸紅は、2006年にタイのB-Quik Co., Ltd(以下、「B-Quik社」)を買収し、カーメンテナンス事業に参入しました。B-Quik社はタイヤ・オイル・バッテリー等の販売・交換を短時間かつワンストップで提供、複数ブランドの商品を幅広く取り扱うことで、高付加価値サービスを提供する収益性の高い事業モデル(以下、「B-Quik社モデル」)を確立しており、店舗数は買収時の44店舗から現在は241店舗(※)まで拡大しています。また、同事業をインドネシアおよびメキシコにも展開し、両国においてもそれぞれ43店舗、94店舗(※)を運営しています。
同事業のさらなる拡張先として、新車販売台数・自動車保有台数・交換用タイヤ本数等の自動車関連市場が成長する地域を調査する中で、モータリゼーションが加速するアフリカ市場に着目し、数年にわたり戦略的な参入機会を検討してきました。アフリカ最大の自動車市場である南アフリカでは、カーメンテナンス市場も年率約6%の高い成長が続いており、B-Quik社モデルの展開先として最適と判断し、TiAuto社の子会社化を決定しました。本案件により、丸紅がカーメンテナンス事業において展開する店舗数は約540店舗(※)まで拡大します。
TiAuto社は1967年に設立され、南アフリカを中心に、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、ザンビアの5カ国で161店舗(※)を展開しています。競合他社の多くがフランチャイズ中心の運営であるのに対し、TiAuto社は直営店中心の運営により、高品質且つ均一なメンテナンスサービスが提供可能となっており、南アフリカ市場において業界トップクラスの店舗当たり売上高を達成しています。また、競合他社が手掛けていないホイール修理サービスや、価格帯の異なる複数ブランドの商品を幅広く取り扱うマルチブランド戦略により、顧客の囲い込みを実現しています。これらの強みを有するTiAuto社にB-Quik社モデルの知見を活用し、マーケティング・プロモーション施策強化による認知度向上と集客拡大、顧客ニーズに合わせたサービス改善等の推進により付加価値を向上させ、新規出店を進めることで更なる収益性向上を図ります。
丸紅は、中期経営戦略GC2027において、「成長領域×高付加価値×拡張性」を有する戦略プラットフォーム型事業に注力しています。本案件は、アフリカの自動車市場という成長領域において、丸紅がこれまでの事業で培ってきた知見・実績を生かし、付加価値の高いカーメンテナンスサービスを展開するものです。今後もアフリカ全土を含む他国への事業拡張を推進し、自動車市場における利便性の向上に取り組むとともに、周辺事業領域への進出も目指すことで、世界各国でカーメンテナンス事業を拡大していきます。
(※)店舗数は2026年5月末時点
| <TiAuto社概要> | ||
| 会社名 | : | TiAuto Investments Pty Ltd(タイオートインベストメント) |
| 本社所在地 | : | 南アフリカ共和国ヨハネスブルグ |
| 設立 | : | 1967年 |
| 代表者 | : | Alex Taplin |
| 事業内容 | : | タイヤ/自動車部品の小売事業・卸売事業、ホイール修理事業 |