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沖縄ツーリストへの出資参画を通じた観光事業への参入について

2026年6月2日
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、沖縄県那覇市を拠点に旅行代理店・レンタカー事業を展開する沖縄ツーリスト株式会社(以下、「OTS」)へ出資参画し、子会社化しました(以下、「本出資」)。丸紅は、本出資を通じて、観光事業に本格的に参入するとともに、観光領域における事業プラットフォームの構築を目指します。

株式譲渡契約締結式
株式譲渡契約締結式
OTSが提供するツアーの様子
OTSが提供するツアーの様子

丸紅は、中期経営戦略GC2027における資本配分において「長期目線の種まき」として、長期的に大きく成長していく事業領域へ戦略投資を実施する方針です。この一環として、今後堅調に拡大すると見られる日本の観光領域への参入を決定しました。特に、OTSが得意とするインバウンド向け観光領域は、年平均9.5%の成長が見込まれる有望な分野です。

日本は、世界経済フォーラムが発表する旅行・観光開発ランキング(※1)において、文化資源が高く評価され、世界3位にランクインしているほか、日本政府は観光立国推進基本計画において、訪日外国人旅行者数を2030年には2023年実績対比約2倍の6,000万人にする目標を掲げており、引き続き旺盛なインバウンド需要が見込まれます。また、個人旅行や、MICE(※2)などの法人旅行をはじめとした国内需要も底堅く、日本の観光産業は今後も高い成長性が期待されています。

中でも沖縄県は、空路4時間以内にアジア圏20億人の巨大マーケットが存在する地理的優位性に加え、世界文化遺産や世界自然遺産など多数の観光資源を有する世界有数のリゾート地です。観光収入は過去10年で1.5倍に成長し、観光客数も2025年には過去最多を記録しました(※3)。また、2025年の沖縄県におけるインバウンド客数は、前年比23%超成長しており、今後も沖縄県の観光産業は発展が見込まれます。

OTSは1958年に創立、旅行代理店業の拡大や県内初のレンタカー事業への参画など、沖縄県の観光産業の新しい時代を切り開いてきました。体験型消費へのシフトなど観光産業の構造変化が進む中、地域に深く入り込み、現地ならではの価値を提供する「着地型観光(※4)」の事業基盤を持つことの重要性が高まっています。OTSは長年培ってきた県内の観光事業者約600社とのネットワークと、年間約20万人のインバウンド顧客との接点を強みとして、食事・移動・宿泊が一体化した利便性の高いツアーや、添乗員付きプランなど、顧客ニーズに応じた総合的な観光サービスを提供しています。今後はOTS創業家とともに、これまでに培ってきた強みや知見を生かしながら、さらなる発展に向けて取り組んでいきます。

本出資を通じて、丸紅は、フリートマネジメントやDXの知見、経営管理機能、グループのネットワークを生かして、レンタカーの車両調達・売却の最適化、オペレーションの効率化、顧客開拓支援などに取り組み、OTSの短中期的な収益拡大を図ります。同時に、今後長期的には、OTSの事業基盤との相乗効果が期待される観光関連企業のロールアップを実施することで、観光領域における事業プラットフォームの構築を目指します。

(※1)「Travel & Tourism Development Index 2024」。旅行・観光産業の持続可能かつ強靭な発展性を評価するための指標。
(※2)Meeting, Incentive Travel, Convention, Exhibitionの頭文字をとったもの。企業・団体が主催する会議・研修旅行・国際会議・展示会などを指す。
(※3)出典:「入域観光客概況」(沖縄県)
(※4)観光地側(地域)が主導して体験・交流型プログラムを企画・販売する観光形態。大手旅行会社が主体となる「発地型観光」とは異なり、その土地ならではの独自性の高いツアーや体験を提供し、地域活性化や観光の満足度向上を目指すという特徴がある。

<OTS概要>
会社名 : 沖縄ツーリスト株式会社
本社所在地 : 沖縄県那覇市
設立 : 1958年
代表者 : 東 良和(代表取締役会長)、奥濱 靖(代表取締役社長)
従業員数 : 265名(2026年3月1日時点)
事業内容 : 旅行代理店およびレンタカーサービス
ウェブサイト : https://otspremium.com/
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