2026年2月19日
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、英国に本社を置き電力卸売・小売事業を行う100%子会社のSmartestEnergy Limited(以下、「SEL社」)傘下のSmartestEnergy US LLC(以下、「SEUS社」)を通じて、米国テキサス州で法人向け電力小売事業を開始しました(以下、「本案件」)。SEUS社はこれまで、米国北東部を中心に事業を展開してきましたが、本案件により、電力自由化が行われている米国の全ての州をカバーする体制となりました。
米国有数の人口増加と経済成長を遂げているテキサス州では、電力需要が堅調に伸びており、同州の年間電力需要は約3,700億kWh(約370TWh)と、SEL社のある英国全体の電力需要(約3,200億kWh、320TWh)を上回ります。加えて同州は、電力需要を支える再生可能エネルギーの導入拡大や、需給調整のニーズの高まりも見られ、SEUS社の持つトレーディング機能・リスク管理機能を生かすことができる市場であることから、SEUS社の成長のための重要な戦略地域と位置付けています。
2000年に英国で設立したSEL社は、電力卸売・小売事業からトレーディング事業まで手掛け、英国における商業・産業向け電力サービス事業で市場シェアの10%を占める業界第3位の事業者です。SEUS社は2019年に設立され、米国北東部を中心に顧客の多様なニーズに沿ったサービスやグリーン電力などの提供を通じて事業を拡大してきました。顧客数は設立から年率100%を超える成長を続けています。さらに2025年11月には、米国有数のエネルギー業界団体からサプライヤーオブザイヤーを受賞(※)するなど、設立5年で顧客から評価されるサプライヤーの一角になるまで成長しました。
今般、テキサス州ヒューストンに新たにオフィスを開設し、現地採用の市場専門人材を配置することに加え、英国内でデータセンター事業者向けの電力小売の主要プレイヤーであるSEL社の知見を生かすことで、テキサス州においても顧客ニーズに沿った付加価値の高いサービス提供および、ハイテク企業やデータセンター向けの再エネ供給の拡大を目指します。
丸紅は、中期経営戦略GC2027において、「成長領域×高付加価値×拡張性」を有する戦略プラットフォーム型事業に注力している他、巨大市場である米国の内需取込に注力しています。本案件は、戦略プラットフォーム型事業の一つである電力卸売・小売事業の磨き込みと拡張にあたります。本案件を通じ、今後も需要の増加が見込まれる米国の電力市場において、電力小売事業を推進、拡大することで、企業価値向上を目指します。
(※)米国の電力自由化がされている州で活動する150社超・1万人超が参画するエネルギー業界団体であるThe Energy Professional Association(TEPA)主催の「TEPA National Conference 2025」において、サプライヤーオブザイヤーを受賞。
| <SEL社概要> | ||
| 会社名 | : | SmartestEnergy Limited(スマーテストエナジー) |
| 本社所在地 | : | 英国ロンドン |
| 設立 | : | 2000年 |
| 代表者 | : | Robert Groves(CEO) |
| 事業内容 | : | 英国における電力卸・小売事業・蓄電池事業および傘下の米国、豪州事業の管理 |
| ウェブサイト | : | https://group.smartestenergy.com/ |
| <SEUS社概要> | ||
| 会社名 | : | SmartestEnergy US(スマーテストエナジー・ユーエス) |
| 本社所在地 | : | 米国シラキュース |
| 設立 | : | 2019年 |
| 代表者 | : | Andy Cormie(CEO) |
| 事業内容 | : | 米国における電力卸・小売事業・蓄電池事業 |
| ウェブサイト | : | https://www.smartestenergy.com/en_US/ |