2025年

丸紅の米国低炭素水素・アンモニア製造プロジェクトへの参画および
日本向けサプライチェーンの構築に関する共同検討について

2025/05/08
丸紅株式会社
Exxon Mobil Corporation

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)とExxon Mobil Corporation(以下、「ExxonMobil」)は、ExxonMobilが米国テキサス州・ベイタウンで開発を進める低炭素水素・アンモニア製造プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)への丸紅の参画および本プロジェクトから生産される低炭素アンモニアの長期引き取りに係る契約を締結しました。また、新エネルギー事業分野におけるさらなる協力を目指す覚書も締結しました。丸紅は、本プロジェクトから引き取った低炭素アンモニアを、株式会社神戸製鋼所(以下、「神戸製鋼所」)100%出資子会社の株式会社コベルコパワー神戸(以下、「コベルコパワー神戸」)が所有・運営する神戸発電所等への供給を計画しています。

Baytown Low-Carbon Ammonia Plant Baytown Low-Carbon Ammonia Plant (提供: ExxonMobil)

神戸発電所 神戸発電所(提供:神戸製鋼所)

本プロジェクトは、年間約90万トンの低炭素水素、および年間約100万トンの低炭素アンモニアの生産を予定しており、稼働開始時には世界最大規模となることが期待されています。また製造時に排出される二酸化炭素の約98%を回収することで、ブルーアンモニア案件としては、極めて低い炭素集約度、ひいては業界最高水準の脱炭素化を実現する見込みです。最終投資決定は2025年後半を予定しています。

丸紅は本プロジェクトへ出資参画し、本プロジェクトで生産された低炭素アンモニアのうち、年間約25万トンを神戸発電所等、日本の最終需要家向けに供給する計画であり、コベルコパワー神戸は、2030年度までに既存燃料との20%の混焼を神戸発電所にて開始し、同火力発電所のCO2排出量を削減する計画です。

丸紅とExxonMobilは本プロジェクトを通じ、新エネルギー事業の礎となる、米国・日本間での低炭素水素・アンモニアのサプライチェーンを構築するとともに、日本国内外の発電事業および製造業の脱炭素化や雇用の創出への貢献を目指します。

<会社概要>

会社名 :丸紅株式会社
所在地 :東京都千代田区大手町一丁目4番2号
設立年 :1949年12月
代表者 :大本 晶之(社長)
事業内容 :国内外のネットワークを通じて、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発などの事業活動を多角的に展開。
ウェブサイト https://www.marubeni.com/jp/

 

会社名 :Exxon Mobil Corporation
所在地 :22777 Springwoods Village Parkway Spring, TX 77389 United States
設立年 :1882年8月
代表者 :Darren W. Woods
事業内容 :国際的なエネルギー石油化学業界の上場企業として最大手の1社であり、業界をリードする資源ポートフォリオを有する世界最大級の燃料、潤滑油、化学会社。
ウェブサイト https://corporate.exxonmobil.com/

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