2025年
電子部品卸売会社オーエスエレクトロニクス株式会社への出資参画について
2025/04/02
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、日本・ASEAN市場において半導体・電子部品の卸売事業および電子回路設計を行うオーエスエレクトロニクス株式会社(以下、「OSE社」)の株式を100%取得しました(以下、「本買収」)。
電気自動車(EV)、ファクトリーオートメーション(FA)、情報通信における5Gの普及などに伴い、電力を変換・制御する目的で用いられるパワー半導体をはじめ、電子部品の需要は大幅に拡大しています。電子部品市場は、2024年から2032年にかけて10%を超える年平均成長率が見込まれており、日本・ASEAN市場でも高い成長が期待されています(※1)。
OSE社は、主に日本・ASEAN地域において、産業機器・車載機器・民生機器などに利用されるパワー半導体、アナログ半導体や電子部品などの販売を行っています。世界的なサプライヤーの製品を幅広く取り揃え、専門的知見を有するエンジニアが顧客の機器設計の初期段階から電子回路設計サポートを行うことで、顧客からの高い評価を獲得してきました。
丸紅は、電子部品分野において2016年12月に汎用コネクタ専門商社である河野エレクトロニクス株式会社(日本、2021年7月1日に丸紅エレネクスト株式会社ヘ社名変更)へ出資参画したのち、2021年6月に産業用特殊コネクタなどの電子部品を取り扱う専門商社であるソルトン社(日本、2024年4月1日に丸紅エレネクストヘ吸収合併)へ出資参画したことで、コネクタの選定力や提案力を強化しました。また、2024年4月に半導体・受動部品商社であるDTDS Technology Pte Ltd社(シンガポール)へ出資参画し、顧客基盤を海外に拡大するとともに、商材の拡充・電子回路設計の提案力を強化してきました。
丸紅は、中期経営戦略GC2027において、「成長領域×高付加価値×拡張性」を有する戦略プラットフォーム型事業に注力しています。本買収は、これまでの商材拡充や顧客基盤の拡大を通して積み上げてきた知見や実績を基にした電子部品・半導体販売事業等のインダストリアル・ソリューションプラットフォームを強化することで、電子部品・半導体関連事業という成長領域において、各地域におけるニーズに合わせた提案・販売を通じて高付加価値を創出するものです。本買収を通じ、電子部品・半導体関連事業の拡張を行うことで、日本・ASEAN地域における製造業に貢献し、企業価値向上を目指していきます。
※1 出典:Fortune Business Insights
<OSE社概要> | ||
会社名 | : | オーエスエレクトロニクス株式会社 |
所在地 | : | 日本 |
設立 | : | 1963年 |
代表者 | : | 東海林 尊信(代表取締役社長) |
事業内容 | : | 半導体・電子部品等の卸売販売及び電子回路設計 |
ウェブサイト | : | https://www.oselec.jp/ |

<関連ニュースリリース>
2024年4月4日
シンガポール・電子部品卸売会社DTDS Technology Pte Ltdへの出資参画について
https://www.marubeni.com/jp/news/2024/release/00020.html