2024年
AIデータプラットフォームを提供するFastLabel株式会社への出資について
2024/09/27
丸紅株式会社
丸紅は、AIデータマネジメントプラットフォーム、およびアノテーション代行サービスを提供するFastLabel株式会社(以下、「FastLabel社」)に出資しました(以下、「本出資」)。
本出資の背景
生成AIの登場・浸透によってAI活用が急速に進むことが想定されており、国内のAI市場は、2023年時点に99億米ドルであったものが、2030年には1,258億米ドル(CAGR:43.7%)まで成長することが見込まれています(※)。一方で、AI開発において特に工数を要する前処理の効率化は、AIの普及・浸透の観点から大きな課題となっています。中でも、AIに学習させる画像、動画、音声などの元データに特定の意味を持つタグをつけ、アルゴリズムがより高い精度で解釈できるように加工する「アノテーション」という処理は、AI開発において重要かつ時間を要する複雑な工程の一つです。
FastLabel社について
FastLabel社は、アノテーションの半自動化・アノテーション代行を含む、AI開発に必要な学習用データの加工を効率化する仕組みの提供、また、データの収集および販売、加工工程を経たデータの管理などをAIデータプラットフォームとして一気通貫で提供し、AI開発における課題解決に貢献しています。同社は、「AIインフラを創造し、日本を再び『世界レベル』へ」をパーパスに掲げ、AIが社会の隅々まで浸透した世界を目指しています。
今後の展望
丸紅は、本出資を通じ、FastLabel社の成長を支援するとともに、同社が提供するAIデータプラットフォームを活用することにより、企業のAI開発プロセス効率化支援、およびAI関連ソリューションの提供を拡大し、AIの一層の普及と、それによる社会全体の生産性の改善に貢献していきます。
(※)GRAND VIEW RESEARCH社調べによるもの
<会社概要>
会社名 | :FastLabel株式会社(ファストラベル) |
所在地 | :東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 |
設立年 | :2020年 |
代表者 | :鈴木 健史 |
事業内容 | :AIデータマネジメントプラットフォームの提供およびアノテーション代行事業 |
ウェブサイト | :https://fastlabel.ai/ |