2023年

フィリピン・マニラ首都圏における不動産開発事業への参画について
~大手財閥DMCI Holdingsグループとの戦略的協業~

2023/12/19
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、フィリピン共和国(以下、「フィリピン」)の大手財閥企業DMCI Holdings, Inc.(以下、「DMCI Holdings」)グループで、”DMCI HOMES”ブランドを展開する住宅開発大手のDMCI Project Developers, Inc.(以下、「DMCI Homes」)との戦略的協業に合意しました。第一段階として、丸紅はDMCI Homesと共同で、マニラ首都圏・パシッグ市にて住宅開発・分譲事業「The Valeron Tower  プロジェクト」に参画します(以下、「本プロジェクト」)。本プロジェクトは、近年著しい成長を遂げるフィリピン・マニラ首都圏の住宅購入層をメインターゲットとした、55階建て・住宅総戸数1,962戸の大型プロジェクトです。

【覚書締結セレモニーの様子】 【覚書締結セレモニーの様子】

後列左からDMCI Holdings/Isidro A. Consunji会長、丸紅/執行役員 金融・リース・不動産本部長 川邉 太郎
前列中央がフェルディナンド・マルコス・ジュニア・フィリピン大統領

マニラ首都圏は、フィリピンにおける商業、金融、および文化の中心であり、中でも本プロジェクト計画地であるパシッグ市は、急速に経済発展を遂げているエリアの一つです。商業・公共施設が集結し、インフラが整備されていることに加えて、マニラ首都圏全域を結ぶ幹線道路へのアクセスが良いことから、近年、中間所得者層の流入が続いており、今後も住宅需要が一層高まることが見込まれています。

本プロジェクトの事業パートナーであるDMCI Homesは、創業以来、自社内で設計・商品企画から建築、販売、管理までワンストップで行い、他社物件と比べて割安かつ高品質な物件供給を実現することで、人気を確立してきました。また同社は、不動産会社として国内最高位ライセンスAAAA(クアドラプル    A)にフィリピン国内で初めて認定され、これまでマニラ首都圏を中心に、約80物件・8万世帯以上(*)の豊富な供給実績を有しています。

DMCI Holdingsは、建設業、鉱山業、発電事業、不動産開発事業、パーム植林事業等を手掛けており、丸紅とDMCI Holdingsは、フィリピンにおいて建設・鉱山機械、上下水道事業をはじめとした様々な分野で協業してきました。丸紅は、今回のDMCI Homesとの戦略的協業を通じて、DMCI Holdingsとの関係、および成長著しいフィリピンでの消費者向け事業をより一層強化するとともに、国内外で培ってきた不動産開発事業・関連事業のノウハウを生かしながら、質の高い住環境を提供することで、地域社会に貢献していきます。また、DMCI Homesとのマニラ首都圏やその周辺地域における更なる新規住宅開発や、丸紅の不動産関連事業の知見を活かしたDMCI Homesの事業多角化に向けたサポート等、丸紅は今後も更なる成長が見込まれるアジアの不動産市場において、新たな顧客ニーズや事業機会の変化に対応し、中長期的な事業拡大を推進していきます。

(*) 計画・建築中の物件を含む

<本プロジェクト概要>
所在 : フィリピン パシッグ市 C5 E. Rodriguez Jr. Avenue
敷地面積 : 約8.4千㎡
建物販売面積 : 約240千㎡(地下2階地上55階建 住宅戸数1,962戸)
出資比率 : DMCI Homes(60%)、丸紅(40%)
スケジュール : 2024年1月着工
2029年竣工(予定)
     
<DMCI Homes概要>    
会社名 : DMCI Project Developers, Inc.
本社所在地 : フィリピン マカティ市1321 Apolinario St., DMCI Homes Corporate Center
設立 : 1997年
代表者 : Isidro A. Consunji(会長)、Alfredo R. Austria(社長)
株主 : DMCI Holdings, Inc.(100%)
事業内容 : 不動産開発事業・建設業
ウェブサイト : https://www.dmcihomes.com/

完成予想図(外観) 完成予想図(外観)

本プロジェクト位置図(マニラ首都圏内) 本プロジェクト位置図(マニラ首都圏内)

以 上

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