丸紅株式会社（以下、「丸紅」）は、100%子会社である丸紅米国会社を通じて、米国テキサス州において丸紅として初めてとなる米国賃貸集合住宅（以下、「本物件」）への単独投資を行い、バリューアッド事業（*）へ参画します（以下、「本案件」）。

本案件は、人口増加やGDP成長率において全米平均を大きく上回るダラス・フォートワース都市圏において、248戸の賃貸集合住宅を取得し、共用部や住戸内のリニューアル工事及び運営見直しによるソフト面改善を行うことで、物件価値の向上を図るものです。本物件は、フォートワース都心部や医療センター等の就業エリアへの交通利便性が高い立地に所在しており、近隣や都心部に勤務する単身、ファミリー層をターゲットに底堅い賃貸需要が見込まれています。

丸紅は、約60 年に亘る国内外の不動産開発を始め、約1.1 兆円の運用資産規模に伸長したJ-REIT・私募ファンドの運用等を通じて、不動産業に関する幅広い実績と知見を蓄積してきました。米国においては、2021年以降、事業法人・資産管理会社等の日系投資家向けに米国賃貸住宅の取得・運用全般に関するアセットマネジメント業務（以下、「AM業務」）を提供しており、運用資産総額は350億円超にまで拡大しています。

丸紅は本案件等を通じ、米国におけるAM業務に関する知見の蓄積及び良質な物件パイプラインの拡充を図り、中長期的には米国賃貸住宅を対象としたファンド組成も視野に入れ、優良な投資機会の提供に貢献していきます。

（*）既存建物に対して、リノベーションによるハード面改善、運営見直しによるソフト面改善により、収益性を高めることで不動産価値を向上させ、売却時に差益を獲得する事業。既存建物を改修し使い続けることで、建て替えによるCO2排出や廃棄物を削減できることから、環境に優しい取組みとしても注目されている。

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