2023年
インドネシアの学校における公文式学習プログラムの試験導入について
~事業性の共同調査を行う覚書の締結~
2023/01/20
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、株式会社公文教育研究会(以下、「KUMON」)と共に、インドネシア共和国(以下、「インドネシア」)・南スマトラ州の内陸部にある小学校(*)にて、タブレットを用いたデジタル形式での公文式学習プログラムの試験導入を開始しました。併せて、丸紅はKUMONと、インドネシア国内の学校法人向けにデジタル形式での学習プログラムのサービス展開の事業性を調査・検討する覚書を締結しました。
インドネシアは、東南アジア最大の2.7億人の人口を誇り、そのうち小学生は約2,300万人、小学校は約17万校あり、経済発展に伴い国際基準の学習プログラムへの需要がますます高まっています。一方で、基礎学力の向上、都市部と地方間の教育格差の解消が大きな社会課題となっています。
このたび、デジタル形式での公文式学習プログラムを小学校の授業に新たな科目として取り入れます。子どもたちの基礎学力・自学自習力の向上や、教師の指導力向上などの効果を検証するとともに、インドネシアの学校現場の需要にあった運営方式の構築を目指していきます。さらに今後は、インドネシア国内の先進的な学校や遠隔地の学校などに対して広く提供することを目標に、事業性についても調査します。
丸紅は、次世代事業開発の一環として教育事業に取り組んでおり、丸紅グループが保有するグローバルネットワークや海外でのプロジェクトにおいて培った知見を活用し、各国・各地域社会の抱える教育課題の解決に資する事業開発を進めています。インドネシアにおいてはKUMONと共に今回の試験導入の成果・事業性を見定めながら将来の普及・展開の可能性を追求し、これを足掛かりに、将来的には他のアジア諸国や中東各国への共同展開も目指していきます。
(*)今回試験導入を行う学校法人は、丸紅の子会社で製紙用パルプの製造・販売を行うPT. Tanjungenim Lestari Pulp & Paper社(以下、「TEL社」)が資金拠出する財団を通じ運営している小中一貫校で、TEL社の従業員の子どもたちだけでなく地域に住む子どもたちも数多く受け入れることで、地域との共生を図っています。TEL社による運営開始は2011年、生徒数は合計851名(幼稚園~中学校)です。(2023年1月現在)
【試験導入の概要】 | ||
学校名 | : | Lematang Lestari School |
期間 | : | 2023年1月17日~2023年6月 |
教科 | : | 算数・数学(インドネシア語版教材を使用) |
HP | : | https://www.smplematanglestari.sch.id/ |
【KUMON概要】 | ||
会社名 | : | 株式会社公文教育研究会 |
本社所在地 | : | 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目6番6号 公文教育会館 |
設立 | : | 1962年8月 |
代表者 | : | 池上 秀徳 |
事業内容 | : | 算数・数学、英語、国語(母国語)、フランス語、ドイツ語、日本語、書写、学習療法等、教材の研究開発、制作、指導法の研究、ならびに教室の設置・運営管理児童書、絵本などの出版および教具、知育玩具など教育関連商品の開発ならびに販売 |
HP | : | https://www.kumon.ne.jp/corporate/index.html |
以 上