丸紅の100%子会社であるAXIA POWER HOLDINGS B.V.（以下、「AXIA社」）は、サウジアラビア王国（以下、「サウジアラビア」）における最大級の財閥Fawaz Alhokair Groupの傘下で電力事業を担うFAS ENERGY FOR TRADING COMPANY LLC（以下、「FAS Energy」）を共同事業者として、2023年12月12日に、屋根置き型太陽光発電システムを活用した長期売電契約（以下、「本売電契約」）を国内で多数のショッピングモールを運営するCenomi Centers（以下、「Cenomi社」）と締結しました。

 

写真左から、Turki Mansour Al Hokair （CEO of FAS Energy）、Alison Rehill-Erguven （CEO of Cenomi社）、
横田 善明（丸紅 常務執行役員 エナジー・インフラソリューショングループCEO）

 

本売電契約は、Cenomi社が運営するショッピングモールの屋根及び駐車場に太陽光発電システムを導入し、約50MWの電力を供給するもので、Cenomi社のCO₂排出量の削減・脱炭素化に貢献することを目指します。

サウジアラビアは、国家開発計画Saudi Vison 2030において、再生可能エネルギーの発電量を2030年までに58.7GWに増加させる目標を掲げており、丸紅はこれまでにもラービグ太陽光発電事業（300MW）に参画しています。

丸紅は、商業・産業需要家の工場や倉庫の屋根に、太陽光発電システムを設置・所有・運転し、需要家における初期投資を伴わない形で、再生可能エネルギー由来の電力を供給する事業（以下、「本事業」）を、メキシコ合衆国、フィリピン共和国、タイ王国ならびにベトナム社会主義共和国でも展開しています。既に各国で地場企業および日系企業複数社と売電契約を締結済みであり、今後も本事業を拡大していく方針です。

本事業の拡張により、電力サービス事業分野の取り組みを強化・拡大し、2050年までの温室効果ガス排出ネットゼロの達成および各事業を通じた低炭素化・脱炭素化の実現に寄与していきます。

 

＜関係会社概要＞
会社名　：AXIA POWER HOLDINGS B.V.
所在地　：オランダ、アムステルダム
代表者　：白根 聡志
設立年　：2003年
事業内容：海外電力資産持株会社

会社名　：FAS ENERGY FOR TRADING COMPANY LLC
所在地　：サウジアラビア、リヤド
代表者　：Turki Al Hokair
設立年　：2013年
事業内容：サウジアラビア国内における再生可能エネルギーのEPC事業及び本事業

会社名　： ARABIAN CENTERS COMPANY （通称“Cenomi Centers”）
所在地　：サウジアラビア、リヤド
代表者　：Alison Rehill-Erguven
設立年　：2005年
事業内容：サウジアラビア国内におけるショッピングモールの所有・運営・開発

以上