丸紅は、複数の電気自動車（以下、「EV」）の運用に伴う課題解決のため、長野県松本合同庁舎において、長野県およびパナソニック株式会社（以下、「パナソニック」）と共同で、EVの適切な配車と充電マネジメントの実現を目指す実証（以下、「本実証」）を行います。

 

本実証では、公用車として積極的にEVを導入している松本合同庁舎向けに、丸紅の車両管理システム「おまかせEV for Biz」およびパナソニックの充電制御システム「Charge-ment」を連携したシステムを構築します。

このシステムの構築により、EVの予約時に入力された目的地から走行予定距離を把握し、他の予約状況と車両のバッテリー残量に応じた最適な配車を行うこと、および充電器の接続状況をタイムリーに確認しアラートを出すことで、確実な充電をサポートすることを目指します。これにより、より多くのEVを効果的・効率的に利用することができ、CO2排出量の削減にも貢献します。

また、複数のEVの充電タイミングが集中することで、ピーク時の電力需要の増大による電気料金の増加や、受電設備の大容量化が課題となります。本実証では、配車計画をもとに充電のタイミングを自動で制御することで、最大電力需要を可能な限り抑制し、電力使用量の平準化も目指します。

丸紅は、2021年3月に気候変動長期ビジョンを策定、中期経営戦略「GC2024」においてもグリーン戦略を企業価値向上に向けた基本方針の一つと位置付けています。今後も、EV普及に向けた脱炭素ソリューションの開発・展開に取り組んでいきます。

【実証概要】

以 上