2023年

グリーン水素プロジェクトに関する英国補助金への最終候補者選定について
~ウェールズ・ブリッジェンド州区における地域エネルギーマネジメントシステムの導入~

2023/04/07
丸紅株式会社

丸紅は、英国ウェールズのブリッジェンド州区における地域エネルギーマネジメントシステム(以下、「AEMS」)を導入したグリーン水素プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)につき、英国Department for Energy Security & Net Zero(以下、「DESNZ」)が主催する補助金プログラム「Hydrogen Business Model / Net Zero Hydrogen Fund」に提案書を提出しており、DESNZより最終候補者の一社に選定されました。今後、DESNZによるデューディリジェンスを経て、2023年度中の採択を目指していきます。

本プロジェクトでは、ウェールズのブリッジェンド州区において再生可能エネルギーの発電量と水素の需要量を予測し、水素製造/供給の最適化を図るAEMSの開発・展開を目指します。AEMSを活用することで、一定エリア内での電力供給、貯蔵、需要のバランスを考慮しつつ、水素の製造コストを最小化し、製造されるグリーン水素はブリッジェンド州区における水素バス等の交通分野、及び熱供給網に利用され、脱炭素化に貢献します。

本プロジェクトの開発は、地方自治体Bridgend County Borough Councilと共同で行うべく2022年7月に覚書を締結しています。

また、本プロジェクトの開発活動の一環として、丸紅は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業である「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業」の中で、「電力・熱・水素等を含む地域エネルギーの需給最適化に資する制御システムの実証研究(英国)」の実証要件適合性等調査を2022年3月に完了しました。その後、「グリーン水素を活用した地域エネルギーマネジメントシステムの実証研究(英国・Bridgend)」として実施することを目指し、実証前調査を2023年3月より開始しています。

丸紅は中期経営戦略「GC2024」で、既存の事業基盤・ネットワークの活用、全社横断的な取り組みの推進による「新たなグリーン事業の創出」を掲げています。本プロジェクトを通じて、グリーン水素を活用した脱炭素化ソリューションの提供に向けて取り組んでいきます。

【関連リリース】
ウェールズ・ブリッジェンド州区における地域エネルギーマネジメントシステムを導入したグリーン水素プロジェクトに関する覚書締結について(2022年7月11日)
https://www.marubeni.com/jp/news/2022/info/00007.html

以 上

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