MM Capital Partners株式会社（以下「MM Capital Partners」）が管理・運営するMMキャピタルインフラストラクチャー・ファンド1号は、2020年10月に豪州アデレード・病院案件、2023年6月に英国ポーツマス・病院案件に其々出資参画しております。

この度、豪州アデレード・病院案件のPPP^*1事業運営会社であるCelsus Holdings Pty Limited（以下「Celsus社」）が2023 GRESB^*2 Infrastructure Asset Assessmentにおいて、最高評価となるFive Starを獲得、またパフォーマンススコアでは全683案件中1位を獲得しました。

Celsus社ではこれまでも持続可能な社会の実現に向け、病院内のエネルギーや水の使用量・廃棄物の削減やリサイクルの推進、募金活動や地域社会への貢献等を通じ、様々なESG活動に積極的に関与しています。その中でも、昨年来、南オーストラリア州政府と連携し、熱電供給システムを一時的に停止させて、代替エネルギーを使うことで通常の病院オペレーションに支障を来さず、また同時に大幅な温室効果ガスの削減に成功したことなど、ESG領域における革新的な取り組みや実行性が高く評価され、今般の最高評価の獲得に繋がりました。

英国ポーツマス・病院案件では、IJ Global社^*3が毎年ESG活動へ積極的に取り組む企業や団体、プロジェクトを表彰するESG Awardsにおいて、2023年度の公共セクター部門代表にノミネートされ初受賞しました。

病院内のスタッフに突発的な欠員や入れ替わりが起きた場合でも、患者への対応や病院内施設の維持・管理サービスの提供品質を保持するため、”Purple Book Initiative”と称するオンラインでも参照可能なマニュアルを整備しています。このような取り組みに特別な予算を割当てて支援を行ったことで、官民一体となったESG活動が高く評価され、今般の初受賞に繋がりました。

MM Capital Partnersは、豪州アデレード・病院案件および英国ポーツマス・病院案件への出資参画を通じ、持続可能な社会の実現に向け積極的に貢献してまいります。

【案件概要】
豪州アデレード・病院プロジェクト

所在地	豪州　南オーストラリア州・アデレード市
案件概要	800 床を有する病院の設計、建設及びファイナンス、病院施設の運営・維持管理を南オーストラリア州政府とのPPP契約に基づき実施するもの（契約期間：35 年）。医療・診療行為はスコープ対象外。

英国ポーツマス・病院プロジェクト

所在地	英国　ハンプシャー州・ポーツマス市
案件概要	英国では有数のベッド数（約1200床、2019年時点で8位）を誇る、幅広い医療サービスを提供する病院のインフラプロジェクトをPPP形式で維持・管理するもの。医療・診療⾏為はスコープ対象外。

*1：Public Private Partnershipの略。
*2：欧州の主要年金基金等によりオランダにて2009年に創設された不動産・ファンド等のESG配慮度合いを測る制度。標準的なESGのベンチマークとして、不動産・インフラ業界の150の機関投資家および金融投資家に活用されている。
*3：インフラやエネルギーファイナンスの情報・データを発信するグローバルメディア。

 

MM Capital Partnersのニュースリリースは下記よりご覧いただけます。