丸紅株式会社（以下、「丸紅」）は、東京大学発のバイオベンチャー企業である株式会社CO2資源化研究所（以下、「UCDI社」）と、畜産業における環境負荷軽減を目的とした飼料添加剤等に関する協業（以下、「本協業」）に向け、覚書を締結しました。

UCDI社は、独自の水素菌（以下、「UCDI®水素菌」）を活用し、CO₂からたんぱく質、バイオ燃料や化学品等の様々な資源を生産する研究開発を進めています。UCDI®水素菌は、水素をエネルギー源にCO₂を取り込んで有機物に変換し、高速で増殖します。バイオマスを栄養源とする従来の発酵技術とは異なり、CO₂を栄養源とする特殊な水素菌を使用して資源を生産することにより、食糧問題の解決と脱炭素社会の実現に貢献します。

丸紅は、UCDI社と飼料添加剤及びその原料の開発、製造委託、販売、及び畜産業に係る新技術に関し検討を進めていきます。

丸紅は、2022年2月に公表した中期経営戦略「GC2024」にてグリーン戦略を掲げ、「グリーン事業の強化」と「全事業のグリーン化推進」により、グリーンのトップランナーになることを目指しています。本協業を通じ畜産業における環境負荷を軽減し、今後も循環型社会の実現に貢献していきます。

＜UCDI社概要＞
会社名	:	株式会社CO2資源化研究所
所在地	:	東京都江東区青海2-4-32 タイム24ビル15階
設立	:	2015年
代表取締役	:	湯川 英明（農学博士）
事業内容	:	UCDI®水素菌を使用した、CO₂、水素を主原料とする蛋白資源、バイオ燃料、化学品等の研究、開発、製造、販売 等
HP	:	https://www.co2.co.jp/

以　上