2022年

インドネシアにおけるランタウ・デダップ地熱発電プロジェクトの商業運転開始について

2022/01/07
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、インドネシア共和国(以下、「インドネシア」)におけるランタウ・デダップ地熱発電プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)に関し、ENGIE S.A.、PT. Supreme Energyならびに東北電力株式会社と共同出資するPT. Supreme Energy Rantau Dedap(以下、「SERD社」)を通じて、2021年12月26日に商業運転を開始しました。

本プロジェクトは、SERD社がインドネシア・南スマトラ州において発電容量98.4MWの地熱発電所を建設し、30年間に亘り保守・運転し、インドネシア国有電力会社PT.PLN(Persero)(以下、「PT. PLN社」)に対して売電するものです。

インドネシア政府は、2025年までに再生可能エネルギーが占める割合を23%へ引き上げることを電力供給事業計画の中で掲げています。また、インドネシアが保有する豊富な地熱資源量の活用、および発電燃料の多様化を図るため、地熱資源の開発を推進しています。

丸紅は、サステナビリティ経営推進の一環として、世界の気候変動対策への取組みに貢献すべく、2018年9月に石炭火力発電事業および再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針を発表し、2021年3月には気候変動長期ビジョンを策定しました。丸紅は、日本を含む世界21ヶ国で持分容量約12GWの発電資産を保有・運営しています。これまで蓄積してきた地熱発電事業の実績・経験をもとに、本プロジェクトを通じて、インドネシアにおける電力の安定供給に貢献していくと共に、今後も積極的に再生可能エネルギーの開発に取り組んでいきます。

<本プロジェクト概要>
事業会社 PT. Supreme Energy Rantau Dedap(スプリーム・エナジー・ランタウ・デダップ)
出資比率 丸紅 27.4%、東北電力株式会社 10%、ENGIE S.A. 37.4%、PT. Supreme Energy 25.2%
所在地 インドネシア・南スマトラ州 ランタウ・デダップ地区
発電容量 98.4MW
運転開始 2021年12月26日
売電先 インドネシア国有電力会社PT. PLN社
売電期間 30年間
【インドネシアにおけるランタウ・デダップ地熱発電プロジェクト】 【インドネシアにおけるランタウ・デダップ地熱発電プロジェクト】

【関連プレスリリース】
2011年6月17日
インドネシア地熱発電プロジェクトへの参画について
https://www.marubeni.com/jp/dbps_data/news/2011/110617.html

2012年11月13日
インドネシア・Rantau地熱発電プロジェクトの長期売電契約締結の件
https://www.marubeni.com/jp/dbps_data/news/2012/121113.html

2018年6月26日
インドネシア共和国・ランタウ・デダップ地熱発電プロジェクトの融資契約締結・着工開始について
https://www.marubeni.com/jp/news/2018/release/20180626J_1.pdf

以 上

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