丸紅が出資するチリ共和国（以下、「チリ」）のガス配送・小売事業会社Gasvalpo社は、2022年11月に、グリーン水素の製造、都市ガスのパイプラインネットワークへの注入、配送、および販売を行う実証事業を開始し、12月15日にサイト所在地であるチリ北部・コキンボ州にて記念式典を開催しました。

 

左から、Marta Cabeza エネルギー省 電力・燃料局長、Luis Kipreos Gasvalpo社長、Ali Manouchehri コキンボ市長

 

式典には、チリ政府より、Diego Pardow エネルギー大臣（オンライン参加）、Marta Cabeza エネルギー省 電力・燃料局長、またコキンボ州より、Ali Manouchehri コキンボ市長など、多くの関係者が出席しました。

この実証事業は、太陽光発電により製造したグリーン水素（※）をコキンボ州内のガスのパイプラインネットワークに注入し、都市ガスの一部を水素に置き換えて、2,000箇所を超える地域住民や商業顧客に対し届けるもので、南米初のグリーン水素製造・配送・販売事業となります。この全工程をGasvalpo社が一貫して行います。

丸紅は、本実証事業を通じて蓄積するノウハウや知見を活かし、化石燃料の供給に代わる、地域や顧客のニーズに応じた様々な脱炭素ソリューションを提供していきます。

（※）再生可能エネルギーで発電した電力を用いて、水を電解装置によって酸素と水素に分解し抽出されたもの。

 

＜Gasvalpo社概要＞