2021年

ベトナム味の素社との屋根置き型太陽光発電システムを活用した長期売電契約締結について

2021/12/06
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)の100%子会社であるMarubeni Green Power Vietnam Co., Ltd(以下、「MAGPOV社」)は、2021年11月30日にベトナム社会主義共和国(以下、「ベトナム」)において、屋根置き型太陽光発電システムを活用した長期売電契約(以下、「本売電契約」)を、Ajinomoto Vietnam Co., Ltd(以下、「ベトナム味の素社」)と締結しました。

本売電契約により、MAGPOV社は、ベトナム南部ドンナイ省にあるベトナム味の素社のロンタン工場の屋根上に太陽光発電システムを導入し、再生可能エネルギー由来の電力を供給することで、ベトナム味の素社のCO2排出量の削減・脱炭素化に貢献することを目指します。なお、本売電契約は、環境省の「令和3年度二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism :JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」(*)を活用する予定であり、ベトナム政府と日本政府の協力の下で実施されます。MAGPOV社は、今後も、屋根置き型太陽光発電システムの導入により、ベトナムにおける日系企業等のサプライチェーンの脱炭素化支援を推進していきます。

丸紅は、商業・産業需要家の工場や倉庫の屋根に太陽光発電システムを設置・所有・運転し、需要家の初期投資を必要とせず、需要家に再生可能由来の電力を供給する事業(以下、「本事業」)を、ベトナム、メキシコ合衆国(以下、「メキシコ」)ならびにタイ王国(以下、「タイ」)で展開しています。本事業を最初に展開したメキシコでは、2020年1月にKiwapower, S.A.P.I de C.V. を設立、タイでも2021年6月にMarubeni Green Power Asset (Thailand) Co., Ltdを設立しています。既に地場企業および日系企業複数社と売電契約を締結済みであり、今後も本事業を拡大していく方針です。

丸紅は、日本を含む世界19ヶ国で持分容量約12GWの発電資産を保有・運営しています。これらの事業で得られた知見・経験をもとに、分散型電源事業の拡張により電力サービス事業分野の取組を強化拡大し、2050年までに温室効果ガス排出ネットゼロの達成および各事業を通じた低炭素化・脱炭素化の実現に寄与していきます。

(*) JCM設備補助事業:
優れた脱炭素技術を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国における温室効果ガスの削減とともに、日本およびパートナー国の温室効果ガスの削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等の初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。

<本事業の概要> <本事業の概要>
<丸紅の屋根置き型太陽光発電システム> 【丸紅の屋根置き型太陽光発電システム】
<関係会社概要>
会社名 : Marubeni Green Power Vietnam Co, Ltd
所在地 : ベトナム社会主義共和国ハノイ
出資 : 丸紅グループ100%
設立 : 2021年10月
事業内容 : ベトナムにおける分散型電源事業の開発および運営
     
会社名 : Ajinomoto Vietnam Co., Ltd
所在地 : ベトナム社会主義共和国ドンナイ
出資 : 味の素グループ100%
設立 : 1991年2月
事業内容 : ベトナムにおける食品、アミノ酸等の製造および販売
     
会社名 : Kiwapower, S.A.P.I de C.V.
所在地 : メキシコ合衆国メキシコシティ
出資 : 丸紅グループ 57%
設立 : 2020年1月
事業内容 : メキシコにおける分散型電源事業の開発および運営
     
会社名 : Marubeni Green Power Asset (Thailand) Co, Ltd
所在地 : タイ王国バンコク
出資 : 丸紅グループ100%
設立 : 2021年6月
事業内容 : タイにおける分散型電源事業の開発および運営

以 上

一覧に戻る