2021年

セルロースナノファイバーが使用されるスニーカー「スピングルムーヴ」の販売開始について

2021/06/23
丸紅株式会社

丸紅と中越パルプ工業株式会社(以下、「中越パルプ」)が共同で用途開発、販売を行う、セルロースナノファイバー (*1)「nanoforest®」が使用されるスニーカーの販売が、2021年6月より開始されました。

広島県府中市のハンドメイド靴メーカーである、株式会社スピングルカンパニー(*2)のスニーカーブランド「スピングルムーヴ」の「SPM-172」「SPM-295」のラバーソールの添加剤として採用されています。

植物由来の材料をゴムに練り込んだ「ルベア CNF ソール」を採用したことで、従来と比べて摩耗性を約40%低減し、耐久性と環境への配慮を兼ね備えた地球に優しいラバーソールとなっています。

丸紅は、今後も中越パルプと協業しながら、セルロースナノファイバーの更なる応用・実用化に向けて取り組んでいきます。

 

(*1)セルロースナノファイバー(CNF):木質繊維(パルプ)を処理してナノメートル(ナノは 10 億分の 1)サイズまで細かく解きほぐしたもの。原料は植物でありながら鉄鋼に比べ5 倍以上の強度を持つ。

(*2) 広島県府中市でスニーカーの企画・製造・販売を行うハンドメイドの靴メーカー。日本人の足型を研究し続け辿り着いた、特徴的な履き心地に加え、パリコレクション・ミラノコレクションにも取り上げられるなどその洗練されたデザイン性で人気を博している。

 

【nanoforest®がラバーソールの添加剤として使用される「スピングルムーヴ」】 スピングルムーヴ

【ラバーソール摩耗性比較】 ラバーソール摩耗性比較

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