2021年

カタールにおける省エネ促進サービスに関する覚書締結について

2021/04/16
丸紅株式会社

丸紅は、カタール電力水公社との間で、省エネ促進サービス(以下、「本サービス」)の実証実験と商用化に関する覚書を2021年4月に締結しました。

本サービスは、カタール電力水公社の顧客である一般需要家に対し各世帯の電力消費量データを分析し、アプリケーションなどにより効果的に可視化することで、カタール国内一般需要家の消費電力削減を促すことを目的としています。

カタール政府は、持続的な発展のための長期国家方針として、2008年7月に「経済発展」「社会発展」「人材開発」「環境保護」の4つを柱とする「カタール国家ビジョン2030」を発表しました。その一環として2012年4月に環境保全国家プログラムがカタール電力水公社内に立ち上げられ、2022年迄にカタール国内の全セクターで消費電力を6%、CO2排出量を17%削減する目標が掲げられたのに続き、2021年4月7日に一般需要家の消費電力5%削減キャンペーンが発表されました。本サービスはこれらの目標やキャンペーン達成に寄与することを狙うものです。

丸紅は、カタールにおいて、メサイード・ガス焚き複合火力発電事業(2,007 MW・稼働中)、アル・カルサ太陽光発電事業(800MW・建設中)、再生可能エネルギー電源を活用したEV充電システムの実証実験、発電所技術者向けトレーニングプログラムの提供などを通じたこれまでのカタールの電力セクターへの貢献が認められ、本サービスの検討機会を得るに至りました。

丸紅は、従来から強みを持つ発電事業に加え、本サービスのような消費者視点からの課題解決を通じて、電力サービス事業の拡大を目指します。

以 上

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