2021年

山形県山形市における小水力発電所稼動・竣工式開催の件【三峰川電力】

2021/12/16
丸紅株式会社

三峰川(みぶがわ)電力株式会社(以下「三峰川電力」)は、山形県山形市での宝沢ほたる発電所の建設が2021年11月に完工し、同年12月1日より商業運転(以下「本事業」)を開始したことを受け、本日竣工式を開催しました。
本事業は、山形市上下水道部が管理する導水管に水車発電機を設置し、水道施設を流れる流水と設備間の落差を活用して発電を行う「水道施設活用型水力発電設備」となります。

本事業による年間発電量は、一般家庭約480世帯の年間電力消費量を見込んでおり、発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し売電します。

クリーンな循環型自然エネルギーである小水力発電事業は、豊かな河川と山々に囲まれた日本の地形に適しており、同時に大規模なダム建設と比較して環境負荷が低いため周辺環境との調和も可能となることから近年大きな注目を集めております。本事業では水道という既存の公共インフラの未利用エネルギーを活用することで、無駄なく環境に優しい電力を生み出します。

三峰川電力は、昭和37年から水力発電事業の運営を行い、本事業は長野県(伊那市・4か所、茅野市・4か所、駒ヶ根市・1か所)、山梨県(北杜市・3か所)、福島県(下郷町・2か所、猪苗代町・1か所)、広島県(広島市・2か所、北広島町・1か所)、宮城県(白石市・1か所)、静岡県(富士宮市・2か所)に続く国内22か所目の発電所になります。

三峰川電力は、「持続可能な開発目標」をサステナビリティの環境・社会における重要な課題と捉え、今後もこれまでの発電事業にて培われた経験を最大限に活用し、安心・安全な自然エネルギーのさらなる普及・拡大に努めます。そして、環境・社会課題の解決および各地の街づくりに協力・貢献していきます。

以 上

■三峰川電力株式会社
本   社:東京都千代田区大手町一丁目4番2号
代表取締役:幾島 渉
発電事業所:長野県伊那市長谷黒河内2895
資 本 金:250百万円

■山形県山形市
面 積:381.58㎢
人 口:246,421人(2021年4月1日現在)
市 長:佐藤 孝弘
市役所:山形県山形市旅篭町二丁目3番25号

■三峰川電力株式会社 山形県山形市における水力発電事業

施設名 所在地 認可出力
宝沢ほたる発電所 山形市大字上宝沢地内 170kW

 

■発電所写真

発電所外観 発電所外観

発電所内(水車発電機) 発電所内(水車発電機)

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