2020年

ナノ炭素材料グラフェンの新規用途開発・需要開拓に関する戦略的業務提携について

2020/11/24
丸紅株式会社
丸紅テツゲン株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と丸紅の100%子会社である丸紅テツゲン株式会社(以下、「丸紅テツゲン」)は、研究開発型ベンチャー企業である株式会社仁科マテリアル(以下、「仁科マテリアル」)との間で、仁科マテリアルが開発した新規製法によって製造するナノ炭素材料(*1)グラフェンの新規用途開発および需要開拓を目的とした戦略的業務提携契約を本日締結しました。

グラフェンは、グラファイト(黒鉛)の一層分(厚さ1ナノメートル)を剥離したもので、多数の炭素原子が平面上に蜂の巣状で結合した分子構造を持ちます。強度・電気伝導率・熱伝導率が高く、低摩擦性をもつナノ炭素材料であり、これらの特徴を活かして電極、触媒、放熱材、潤滑剤など幅広い分野における応用が期待されています。グラフェンは機械剥離や酸化剤を用いた製法が一般的ですが、仁科マテリアルは独自の優れた機械剥離技術を有し、酸化剤を使用しないため安全性が高く環境負荷が少ない製法で製造します。今後は、これまでグラフェン製造における課題とされていた大量生産による生産効率の向上および製造コストの低減を目指しています。

丸紅と丸紅テツゲンは、グローバルなビジネスネットワークを活かし、グラフェンの新規用途開発および需要開拓を推進することにより、仁科マテリアルと共にグラフェンの普及に貢献していきます。

(*1) ナノ炭素材料:ナノメートルサイズの炭素の同素体。グラフェンの他には、カーボンナノチューブ、フラーレン等。

 

【グラフェンの構造イメージ】

【グラフェンの構造イメージ】
【会社概要】
会社名 丸紅株式会社
代表取締役社長 柿木 真澄
所在地 東京都中央区日本橋二丁目7番1号 東京日本橋タワー
設立年月 1949年12月
事業内容 国内外のネットワークを通じて、ライフスタイル、情報・不動産、フォレストプロダクツ、食料 、アグリ事業、 化学品、エネルギー、
金属、電力、インフラプロジェクト、航空・船舶、金融・リース事業、建機・産機・モビリティ、次世代事業開発、その他の広範な
分野において、輸出入(外国間取引を含む)、国内取引、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開
ホームページ https://www.marubeni.com/jp/
   
会社名 丸紅テツゲン株式会社
代表取締役社長 大角 啓
所在地 東京都新宿区揚場町1番21号 飯田橋升本ビル6階
設立年月 1981年7月
事業内容 製鋼用原料、鉱産物、粉末冶金用原料、特殊金属等の国内販売および輸出入
ホームページ https://www.marubeni-tetsugen.co.jp/
   
会社名 株式会社仁科マテリアル
代表取締役 仁科 勇太
所在地 岡山県岡山市北区北方2丁目6番20-3号
設立年月 2012年11月
事業内容 ナノ材料の開発、製造、販売、コンサルティング
ホームページ http://nisina-materials.com/
【お問い合わせ先】
丸紅 oyama-tomofumi@marubeni.com (営業担当 小山)
    nakaya-saki@marubeni.com (営業担当 中谷)
丸紅テツゲン Tong-Z@jpn.mtg.marubeni.co.jp (営業担当 童)

以 上

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