2019年
『MMキャピタル・インフラストラクチャー・ファンド1号』による
AS Conexus Baltic Grid社株式取得に関する株式売買契約調印について【MM Capital Partners】
2019/12/05
丸紅株式会社
MM Capital Partners(社長 後藤朝英)が運営・管理する『MMキャピタルインフラストラクチャー・ファンド1号』(以下「本ファンド」)は、2019年12月2日、ラトビアにてガス輸送パイプライン・ガス貯蔵事業を手掛けるAS Conexus Baltic Grid(以下、「CBG」社)の株式29.06%をMarguerite Fund(ルクセンブルグを拠点とする欧州政府系金融機関をLP投資家に持つファンド、以下「Marguerite社」)から取得する株式売買契約に調印致しました。ラトビアのエネルギー法、並びに国家安全保障法に定められた承認を取得次第、CBG社株式の29.06%を取得する見込みです。
Marguerite社は、2016年1月に旧AS Latvijas Gāze社(以下、「旧LG社」)株式の28.97%を取得しました。旧LG社はCBG社の前身であり、当時ラトビアにてガス輸送パイプライン・貯蔵事業に加えて、ガス配送・ガス小売事業を行っておりましたが、EU Gas Directive (EUガス指令)に基づき2016年12月CBG社と、ガス配送・小売事業を行う新AS Latvijas Gāze社(以下、「新LG社」)に分割されました。CBG社はラトビア全土にまたがり独占的にガス輸送事業を行い、欧州で三番目に大きいガス貯蔵施設であるInčukalns underground gas storageを保有・運営しております。
本ファンドはOECD諸国におけるガス及び交通インフラ分野の資産・事業を投資対象としており、ガス輸送パイプライン事業・ガス貯蔵事業に当たるCBG社への投資はこの方針に従ったものです。また、本ファンドは本年3月に豪州でガス輸送を含むエネルギー関連事業を営むEnergy Infrastructure Investments社(以下、「EII社」)への投資を実行済であり、CBG社への投資実行・運用にあたってはEII社取得で培った知識・ノウハウを活用してまいります。
また、本ファンドを運営・管理するMM Capital Partnersを90%保有する丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、多数のインフラ事業・エネルギー事業・資源・化学品・食料分野への投資事業を行っております。丸紅が、既存の投資から得た知識・ノウハウを、MM Capital Partnersはファンド運営・管理に活用していく方針です。
尚、本件におけるファイナンシャル・アドバイザーは以下の通りです。
Marguerite社 : Macquarie Capital
MM Capital Partners : Ernst and Young
以上
Marguerite
Margueriteは、2010年に設立されたルクセンブルグ、並びにフランス・パリに拠点を持つオルタナティブ投資ファンド(本社所在地:ルクセンブルグ)であり、パートナーシップ制のもと、以下のファンドを運営しております。 ファンドへのLP投資家は、European Investment Bank(欧州投資銀行)・KfW(ドイツ復興金融公庫)・CDC(フランス預託供託金庫)・CDP(イタリア預託供託金庫)・BGK(ポーランド開発銀行)・ICO(スペイン信用金庫)になります。
- Marguerite Fund(710百万ユーロ規模の欧州向けインフラファンド)
- Marguerite Pantheon (欧州向け再生可能エネルギー、並びに交通資産投資ファンド)
- Marguerite II (745百万ユーロ規模の欧州向けインフラファンドで、2017年に設立されたMarguerite Fundの二号ファンド)
www.marguerite.com
問合せ先
TEL:+44 (0)78 18 53 21 84
MM Capital Partners
MM Capital Partnersは、丸紅、みずほ銀行、アセットマネジメントOneがスポンサーとなり、設立されました。MM Capital Partnersが立ち上げたインフラファンドは、投資家の皆様に海外インフラ資産への投資機会を提供することをミッションとし、各スポンサーが海外インフラビジネス、ファンド運営・投資で培ったネットワーク、知見をフルに活用したファンド運営を行って参ります。
www.mmcp.co.jp
問合せ先
TEL:03-5542-1025