2018年

資産運用会社による「責任投資原則(PRI)」への署名について

2018/11/05
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)の100%子会社であり、ユナイテッド・アーバン投資法人(以下、「UUR」)の資産運用会社であるジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社(以下、「JRA」)は、この度「責任投資原則(以下、「PRI」)」(*)へ署名を行い、PRI署名機関となりました。

UUR及びJRAは、社会や環境と共生・共存できる健全な経営を実現するために、「環境問題(E:Environment)・社会問題(S:Society)・企業統治(G:Governance)(以下、「ESG」)」への配慮を通じたサステナビリティの向上に取り組んでいます。JRAでは、不動産の投資判断において、対象不動産の収益性に加え、環境(アスベスト、土壌汚染等)、テナント(反社会的勢力、労働環境等)、周辺地域(コミュニティとの関係、交通渋滞による周辺環境への影響等)への影響等についても精査し、意思決定を行っています。また、UURが業務を委託している全てのプロパティ・マネジメント会社は、JRAが定める「環境方針」並びに「サプライチェーンにおけるESG基本方針」に賛同の上、各物件の運営を行っています。

丸紅は、ESG課題への取組みを強化することを目的として、2018年4月に社長直轄のサステナビリティ推進委員会を発足しました。丸紅グループとして、UUR及びJRAのESGに配慮した資産運用を通じ、持続可能な社会の実現に一層貢献していきます。

以 上

(*)責任投資原則(PRI)について
「責任投資原則(PRI:Principles for Responsible Investment)」とは、2006年にコフィ・アナン国連事務総長(当時)により金融業界に対して提唱された投資原則です。PRIでは、以下の通り、投資を通じてESGについての責任を果たす際に必要とされる6つの原則が明示されています。JRAはPRIの基本的な考え方に賛同し、2018年11月に署名機関として認証されました。
PRI署名機関はESGの視点を投資の意思決定プロセスに組み込み、受益者の長期的な投資パフォーマンスを向上させ、従来以上に受託者責任を果たすことを目指しています。なお、PRI事務局によれば、2018年10月末時点の署名機関数は2,000機関以上に及んでいます。

PRI

<責任投資原則(PRI)の要旨>
① 私たちは、投資分析と意志決定のプロセスに ESGの課題を組み込みます
② 私たちは、活動的な所有者になり、所有方針と所有慣習にESG問題を組み入れます
③ 私たちは、投資対象の主体に対してESGの課題について適切な開示を求めます
④ 私たちは、資産運用業界において本原則が受け入れられ、実行に移されるよう働きかけを行います
⑤ 私たちは、本原則を実行する際の効果を高めるために、協働します
⑥ 私たちは、本原則の実行に関する活動状況や進捗状況に関して報告します

<JRA概要>

商号 ジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社
所在地 東京都港区虎ノ門四丁目3番1号城山トラストタワー18階
代表者 臥雲 敬昌
資本金 425百万円(丸紅100%出資子会社)
設立 2001年12月4日
事業内容 投資運用業
HP http://www.j-reitad.co.jp/

<UUR概要>

投資法人名 ユナイテッド・アーバン投資法人
所在地 東京都港区虎ノ門四丁目3番1号城山トラストタワー18階
代表者 (執行役員)吉田 郁夫
上場日 2003年12月22日
保有物件数 119物件(2018年11月1日現在)
資産規模 6,139億円
HP http://www.united-reit.co.jp/

関連リンク
・「資産運用会社による「責任投資原則(PRI)」への署名に関するお知らせ(UUR)」
 http://www.united-reit.co.jp/file/news-93a806c66f6a53b7fda76a2cddd4989b4836dbf3.pdf

・丸紅、UUR及びJRAのESGに関する取組みの詳細については、以下のページをご参照ください。
丸紅のHP  :https://www.marubeni.com/jp/sustainability/
UURのHP :http://www.united-reit.co.jp/ja/feature/esg/index.html
JRAのHP  :http://www.j-reitad.co.jp/esg/index.html

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