2018年

米国にてEV用超急速充電器の納入を開始する件

2018/04/20
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、丸紅)はフォルクスワーゲンアメリカの子会社であるElectrifyAmerica LLC,(以下、ElectrifyAmerica)が米国で展開する電気自動車(以下、EV)インフラ事業プロジェクト(以下、本プロジェクト)向けにSignet EVInc.(以下、Signet)社製のEV用超急速充電器を丸紅米国会社経由で納入します。

Electrify Americaは米国のEVユーザー増加に伴い、EVインフラの構築やEVに関する教育に対する投資を今後10年間で20億米ドル実施していきます。その第一段階として、今後2年間で484ステーション、合計2,000台以上の充電ポイントを全米で整備する予定です。

丸紅グループおよびSignetは、本プロジェクトにおいて340台以上の超急速充電器を納入します。最大出力は350kWであり、車種によってはこれまでの50kW充電器と比べて、7倍の速度で充電が可能です。ハイウェイ沿いなどのアクセスの良い場所に設置され、EVユーザーの充電時間に対する不安を軽減し、EVユーザーの増加や低炭素社会に貢献できると考えます。また、新しく開発した本体と充電ポート(Dispenser)が分離された充電器を採用することで、充電ステーションのスペースを広くし、EVユーザーが使用しやすくしました。

丸紅は、EV用急速充電器の販売を通じて獲得した知見を活かし、今後のインフラビジネス事業への参画を検討しており、EV用急速充電器、太陽光発電、蓄電池等でもたらされる電化社会の拡大に取組んでいきます。

 

<Electrify America概要>
ElectrifyAmerica(本社:ヴァージニア州レストン)は10年間で20億米ドルを排ガスを出さない電気自動車等のインフラ整備や教育等に投資することを主として設立されました。全米に利便性の高い信頼できる充電ネットワークを提供します。(Electrify Americaホームページ:https://www.electrifyamerica.com/

<Signet概要>
Signet(本社:韓国コヤン市)は世界で有数の充電器メーカーであり、2011年に丸紅グループと韓国以外の全世界での総代理販売契約を締結し、丸紅と充電インフラ構築について取り組んでいます。
Signetの技術力と丸紅の世界中の営業ネットワークにより、充電インフラ事業者、自動車OEM、電力業者、公共施設等に急速充電器を販売しています。製品は20kW、50kW、150kW、から350kWのDC充電器と数多く取り揃えており、チャデモ、CCS、および二本出しケーブルも対応可能です。これまで3,500台のDC急速充電器と4,000台のAC充電器を世界中に販売しており、急成長しているE-Mobilityマーケットの主要プレーヤーとなっています。

 

<Signet社製の超急速充電器> <Signet社製の超急速充電器>

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