2014年
ウルグアイ・洋上LNG受入ターミナル運営事業参画の件
2014/03/17
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、欧州ガス・電力大手GDF SUEZ(フランス)との間で、同社の子会社であるInternational Power S.A.(ベルギー、以下「IPSA」)を通じてウルグアイにて推進中の洋上LNG受入・貯蔵・再気化サービス事業に参画することに合意し、株主間協定書を締結しました。丸紅は、IPSAがスペインに設立した投資会社への50%出資を通じ、同社100%子会社のGNLS S.A.(ウルグアイ、以下「GNLS」)に参画します。
本件は、ウルグアイのガス需要を満たす為、首都モンテビデオ近郊のラプラタ河上(河岸から2km)に、世界最大級のLNG貯蔵能力を持つ浮体式貯蔵・再気化設備(FSRU(※))を接岸したLNG受入ターミナルを新設し、同FSRU操業開始後15年の契約期間に亘りLNGの受入・貯蔵・再気化サービスを提供するものです。ウルグアイ石油公社(ANCAP)、及びウルグアイ電力公社(UTE)が各50%の出資で設立したサービス提供先のGas Sayago S.A.とGNLSの間にて、2013年10月1日にターミナル使用契約を締結済みです。2015年7月にターミナル操業開始を予定しています。
本件は、ウルグアイにおける初の洋上LNG受入ターミナル案件であり、また、丸紅のみならず日本企業にとっても同種案件への世界初参画となります。本件を足掛かりに今後も洋上LNG受入ターミナル事業分野での世界展開を目指します。
※FSRU:Floating Storage and Regasification Unitの略称。
<洋上LNG受入ターミナル概要>
FSRU | LNG再気化能力:15百万立方メートル/日 LNG貯蔵能力:26.3万立方メートル |
防波堤 | 延長1,500m |
桟橋 | FSRU及びLNG輸送船接岸用桟橋、及び作業船用桟橋 |
LNG荷揚設備 | LNG輸送船からFSRUにLNGを荷揚げするLNG受入アーム、並びに高圧ガス送出アーム |
<会社概要>
International Power S.A.
・設立 | :1918年11月22日 |
・代表者 | :Dirk Beeuwsaert |
・所在地 | :ベルギー王国、ブリュッセル |
・事業概要 | :エネルギー、水、ケーブルテレビ、エンジニアリング、技術サービス、建設、不動産、情報技術、 エレクトロニクス、通信、情報サービス事業への投資。エネルギー製品・サービスの供給。 |