2013年
サウジアラビア王国におけるサウジアラムコ向けコジェネレーション案件 電力蒸気販売契約締結の件
2013/08/29
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下「丸紅」)は日揮株式会社(以下「日揮」)とサウジアラビア王国のアルジョマイ ホールディング社(Aljomaih Holding社)(以下「アルジョマイ」)とともにサウジアラビア王国の国営石油会社サウジアラムコ(以下「アラムコ」)がサウジアラビア東部州のアブカイク地区、ハウイヤー地区、ラスタヌーラ地区に保有する3つの石油関連施設に対しコジェネレーションプラントを建設し、20年間に亘り電力及び蒸気の販売を行う事業(以下「本件」)において電力蒸気販売契約(以下「ECA」)を締結しました。
今後、丸紅・日揮・アルジョマイとアラムコの間で特別目的会社をサウジアラビア王国に設立し、アラムコが所有するアブカイク地区、ハウイヤー地区、ラスタヌーラ地区にあるアラムコ石油関連施設の敷地内にて3地区合計約900MW(電力)、約1,500 トン/時(蒸気)のコジェネレーションプラントを建設し、ECAに基づいて安定的に電力・蒸気の供給を行います。
本件が設置されるアラムコ保有の石油関連施設では、現在アラムコ自身で蒸気を自給し、電気についてはSaudi Electric Company(以下、「SEC」、サウジアラビア電力公社)から調達しています。高効率のコジェネレーションプラントを設置する事により、エネルギー効率を高めたいというアラムコの方針に沿う事業です。
丸紅は日本企業で最大の海外発電事業者であり、今後も優良電力資産の獲得・開発を目指します。電力会社・送電会社及びプール市場といった一般需要家向けの事業案件のみならず、本件のような石油関連施設や石化プラントといった所内電源の事業案件についても積極的に取り組み、世界に対して安定的且つ効率的な供給を行ってまいります。
<サウジアラムコ向けコジェネレーション案件概要>
出資比率 | : | 当社25%、日揮株式会社15%、Aljomaih Holding Company、10%、Saudi Aramco 50% |
設備容量 | : | 900MW(電力)規模、1,500トン/時(蒸気)規模 |
総事業費 | : | 約650百万米ドル |
売電先 | : | 国営石油会社サウジアラムコ |
売電期間 | : | 20年間 |
<関係各社概要>
日揮株式会社
設立 | : | 1928年 |
代表者 | : | 竹内 敬介 |
所在地 | : | 日本 横浜市 |
業種 | : | 各種プラントの建設業、石油・ガス・資源開発、ユーティリティ事業への投資 |
Aljomaih holding Company
設立 | : | 1936年 |
代表者 | : | Mohammed Abdulaziz Aljomaih |
所在地 | : | サウジアラビア王国、リヤド |
業種 | : | 中東地域における自動車販売、貿易・製造、販売事業、その他通信、金融、発電事業等 |
Saudi Arabian Oil Company
設立 | : | 1933年 |
代表者 | : | Khalid A. Al-Falih |
所在地 | : | サウジアラビア王国、ダーラン |
業種 | : | 石油・天然ガスの探査、開発および生産、関連するパイプライン、 輸送および加工業務、原油、石油および化学品の供給や取引、精製、販売および輸送。 |