電力・インフラグループ電力本部

主要取扱商品・分野
- 発電事業
- 再生可能エネルギー発電
- 電力サービス事業
-EPC事業※・洋上風力据付事業
-電力卸売・小売事業
-分散型電源事業
-地域密着型ユーティリティサービス事業
-電力IoT・AI事業
EPC: Engineering, Procurement and Constructionの略。
電力本部の強み
強固な地域営業力、開発拠点・資産管理体制と、業界トップクラスのIPP事業規模
発電事業では、強固な地域営業力と国内外に保有する案件開発拠点及び資産管理体制、長年培ったEPCの知見やファイナンス組成力を活用することで事業案件の開発・建設並びに保守・運転に主体的に参画し、安全且つ安定した電力の供給と発電所の運営を行っています。
安定収益基盤である長期売電契約が付保されたIPP事業案件を中心に地域・電源において最適な資産ポートフォリオを構築しており、国内外に合計持分容量12,609MW(2020年3月末)を所有し欧米の一流IPP事業者に比肩する事業規模へと拡大しています。
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ジャワ1ガス焚き火力発電所 (インドネシア) ※完成予想図
大型Gas to Power事業※
※ 燃料の貯蔵・再ガス化及びそのガスを用いた発電を一貫して行う事業
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スールガス焚き火力発電所(オマーン) -
サンロケ水力発電所(フィリピン)
低炭素社会の実現に向け再生可能エネルギー事業の積極的な推進と拡大
持続可能な開発目標としての気候変動を緩和する低炭素社会の実現に向けて、石炭火力発電事業の縮小※1と再生可能エネルギー発電事業の更なる拡大※2により、発電事業に伴う環境負荷の低減に取り組んでいます。また、IoTプラットフォーム/AI分析を既存発電所に積極的に導入することで発電所運営の最適化も図っていきます。
1 保有持分容量約3GW(2018年度末見通し)を2030年までに半減
2 ネット発電容量ベースで2023年までに約20%へ拡大
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トラストウィンド風力発電所(ポルトガル) -
アミン太陽光発電所(オマーン) -
スワイハン太陽光発電所(アラブ首長国連邦)
海外での豊富な電力EPC実績と独自のEPC取りまとめ能力
1960年代に海外電力設備の納入・建設に着手以来、日系・欧米メーカーと積極的に協調し、世界各国での発電・送電・変電のEPC案件の受注実績を積み重ねています。EPC契約者として修得した知見は、発電事業開発とのシナジー効果としても活かされています。
また、洋上風力据付事業は、従来の欧州拠点に加え、アジア市場への展開も図っています。
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サウスバンコク複合火力発電所 (タイ) -
オルカリア Ⅰ 地熱発電所 6 号機(ケニア) ※完成予想図 -
洋上風力据付事業(Seajacks社)
豊富な電力卸売・小売の経験
2001年に英国で設立したSmartestEnergy社は、再生可能エネルギー電源を中心に英国電力市場での卸調達・小売事業を手掛け、米国および豪州でも事業展開しています。また、国内では電力小売自由化が開始された2000年以降、PPS(Power Producer and Supplier)として丸紅新電力を設立し電力小売事業に参入。当社保有発電所からの電力調達により、電力小売時の需給バランス調整も自社内で行うなど、豊富な需給運用スキル・電源取扱実績を保有しています。
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SmartestEnergy社のトレーディングデスクの様子( 英国) -
三峰川電力 第一発電所 (長野県) -
敦賀バイオマス発電所 (福井県)
地域社会の課題解決に向けた地域密着型の電力サービス事業の推進
タンザニアにて太陽光パネル・充電式ランタンによる地域電化事業を進めるWASSHA社への出資参画、アフリカ諸国でソーラーホームシステム※3の販売を手掛けるAzuri Technologies社への出資参画を通じ、アフリカ未電化地域での分散型電源事業を推進しています。また、再生可能エネルギーや分散型電源によるエネルギー自治への関心の高まりを受け、丸紅伊那みらいでんき株式会社を長野県伊那市に設立し、地域社会の発展に寄り添った地域密着型ユーティリティサービス事業の拡大を進めています。
3 太陽光パネル、蓄電池、LEDライト、ラジオ、テレビおよび衛星放送視聴権のセット
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分散型電源事業(キオスク・オーナーとWASSHAスタッフ、キオスク前にて) -
WASSHA社のランタン使用の様子、ある家族の夕食 -
Azuri Technologies社のLEDライト使用の様子、勉強する子供たち