ギャラリーについて
古今東西の美が共鳴する空間
丸紅は、1858年の創業時から繊維に関わるビジネスを通じて日本の美を追求・保全してきました。
さらに世界へ活動の場を広げる中で、西欧の美を日本に紹介する役割も果たしました。
ジャポニスムにつながる近世の衣装や、日本の近代絵画に影響を与えた西欧の作家の作品を含む丸紅コレクションには、
日本と欧州の文化的な交流を見て取ることができます。
これを丸紅コレクションの価値と位置付け、丸紅ギャラリーは「古今東西の美が共鳴する空間」をコンセプトとしています。
概要
- 名称:
- 丸紅ギャラリー
- 館長:
- 杉浦 勉
- 所在地:
- 東京都千代田区大手町一丁目4番2号 丸紅ビル3階
- 開館日:
- 2021年11月1日
ロゴについて
初代伊藤忠兵衛が持ち下り商いを始めたのは1858年。忠兵衛は初めての持ち下りで京都から淀川を下って大阪に入ったのち、泉州、紀州へと出向きました。「納戸紋縮緬地淀の曳舟模様小袖」には、忠兵衛も通った淀川の風景が描かれており、丸紅創業の精神に思いを馳せることができる貴重な衣装です。
丸紅ギャラリーのロゴマークは、この小袖に描かれた船頭と船、水の流れをモチーフとしてデザインされました。2つの図形がなだらかにつながる様は、丸紅ギャラリーのコンセプトである“古今東西の美の共鳴”、そして丸紅と社会、芸術文化とのつながりを表現しています。メインカラーには、小袖の納戸色をベースにアレンジした濃紺と、丸紅ギャラリーを代表する絵画の一つ、ボッティチェリの≪美しきシモネッタ≫の髪色をモチーフとしたゴールドの2色を用い、カラーでも“古今東西の美の共鳴”を表しています。
納戸紋縮緬地淀の曳舟模様小袖江戸時代 18世紀後半 下絵 伝勝川春章