2023年

インドで3件目の不動産開発事業への参画について
~持続可能な住環境整備により地域社会に貢献~

2023/11/09
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、インド共和国(以下、「インド」)マハーラーシュトラ州を拠点とする大手不動産会社のKolte-Patil Developers Ltd.(以下、「KPDL」)が取り組む、ムンバイ市の住宅開発・分譲事業に参画します(以下、「本事業」)。KPDLが発行するNon-Convertible Debenture(非転換社債)を引き受けることで事業参画するもので、丸紅としてインドで3件目の不動産開発案件となります。また、KPDLとは2件目の協業となります。

完成予想図(外観) 完成予想図(外観)

完成予想図(屋外プール) 完成予想図(屋外プール)

14億人の人口を抱え、かつ中間所得層が急増しているインドの中でも、ムンバイ都市圏は最大級の人口規模を誇っており(※)、インド最大の住宅市場となっています。ムンバイ市は古くから金融・商業の中心地として栄え、インドの他都市に比べて経済水準が高いことに加え、高速道路網や都市間鉄道網が整備されたことで、都市化が急速に進行しています。今後の経済成長に伴い、住宅需要は一層高まることが見込まれています。

また、ムンバイ市は四方を海と運河に囲まれており、開発用地が限られていることに加えて、人口の増加や建物の老朽化に伴い、持続可能な住環境を提供するための取り組みが求められています。本事業は築古となった集合住宅の建替案件であり、丸紅は本事業を通じて、持続可能な住環境の整備および地域社会への貢献に取り組んでいきます。

丸紅は、日本や海外での不動産開発実績をもとに、KPDLと連携し、日本における開発ノウハウを活かしながら、インドの文化・生活習慣を取り入れた良質な住宅供給に貢献します。また、将来的には、不動産開発にとどまらず、社会インフラ整備や、新たな商流・サービスなどの複層的な事業展開も視野に入れ、インド市場を海外不動産開発事業の一つの柱としていきます。

(※)ムンバイ都市圏人口は約25百万人。出典『Demographia World Urban Areas 18th Annual 2022.07』

<本件概要>
所在地 : インド マハーラーシュトラ州 ムンバイ市 カリーナ地区 Sundar Road
敷地面積 : 約5千㎡
建物面積 : 約23千㎡(地下2階地上12階建 住宅戸数約210戸)
スケジュール : 2023年2月着工
2025年12月竣工(予定)
     
<KPDL概要>
商号 : Kolte-Patil Developers Ltd.(コルテパティル・デベロッパーズ)
所在地 : インド マハーラーシュトラ州 プネ市 Dhole Patil Rd
設立年月 : 1991年11月
従業員数 : 約500名
事業内容 : 住宅、商業等の不動産開発・運営
プネ市をはじめ、ムンバイ市やベンガルール市(カルナータカ州)において事業を展開
ウェブサイト : https://www.koltepatil.com/

<関連プレスリリース>
・2022年11月14日
インド・プネ市における新規不動産開発事業への参画について
https://www.marubeni.com/jp/news/2022/release/00088.html

・2020年3月30日
インド・ムンバイ市における新規不動産開発事業への参画について
https://www.marubeni.com/jp/news/2020/release/20200330J.pdf

以 上

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