2014年

チリ共和国Minera Centinela社設立について

2014/07/01
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、世界有数の銅鉱山会社である英国Antofagasta plc (以下「アントファガスタ社」)と共同で事業運営するMinera Esperanza社(出資比率:丸紅30%、アントファガスタ社70%、以下「エスペランサ社」)及びMinera El Tesoro社(出資比率:同上、以下「エルテソロ社」)を統合しMinera Centinela社(出資比率:同上、以下「センチネラ社」)を設立することをエスペランサ社、エルテソロ社の取締役会にて決議しました。

本統合により、隣接するエスペランサ銅鉱山、エルテソロ銅鉱山の鉱石処理設備や重機を最大限活用することで生産性向上を図ることに加え、間接部門の統合を始めとした経営の合理化を行うことで、コスト競争力を高め、収益の更なる拡大と価値向上に向けた体制が整うことになります。
センチネラ社の年間銅生産量は両鉱山合わせて約27万トン(銅地金換算)となり、更に2020年に向けて計画中のエスペランサ・スル銅鉱山の開発により年間生産量は約40万トンに増加し、チリ共和国最大規模の銅鉱山会社となる予定です。

丸紅とアントファガスタ社は2008年に丸紅がエスペランサ社ならびにエルテソロ社に出資した際にセンチネラ地区に位置する新規銅鉱床の共同開発スキームに合意しております。センチネラ地区には有望な未開発銅鉱床が多数賦存しており、本統合により既存鉱山の拡張及び新規鉱床の開発を効率的に推進します。

センチネラ社の概要
会社名 : Minera Centinela
設立  : 2014年9月末(予定)
所在地 : チリ共和国第Ⅱ州センチネラ地区(地図参照)
      Antofagasta市から北東に約160km
銅埋蔵量: 約37億トン 
銅生産量: 約27万トン/年(銅地金換算) *銅精鉱70万トン、銅地金9万トン
金生産量: 約24万オンス/年


丸紅は銅鉱山事業を重点分野と位置づけており、チリ共和国におけるアントファガスタ社との共同事業である銅鉱山開発・生産拡大に加え、他地域における取組についても広く視野に入れ、優良銅権益を確保し、日本への銅の安定供給に貢献すると共に、継続的な銅事業基盤の拡大を図ります。

以 上

(地図)センチネラ地区 (地図)センチネラ地区

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