社会福祉法人　丸紅基金（理事長　國分文也）は、このほど平成25年度（第39回）の社会福祉助成先を決定しました。今回は、合計739件の申請の中から、全国66件の施設・団体に対し、総額1億円の資金助成を実施します。

当基金は、わが国の社会福祉に関する民間助成団体として、昭和49年9月、丸紅株式会社の出捐により設立されました。翌　昭和50年より、全国の福祉施設が必要とする設備、機器、車両、建屋のほか、各種団体が
行う調査・研究活動等の資金援助として、合計1億円の助成を毎年継続しており、今年で39回目を迎えました。従い、設立以来の当基金の助成実績は、累計で2,233件、総額39億円となります。

助成の対象は身体障がい、児童（障がい児、被虐待・養護児童、子育て）、精神障がいなどの案件が多く、知的障がい、高齢者関連の案件が続いております。また、「ドメスティック・バイオレンス」、「自殺予防支援相談」などの社会問題に対処・支援する団体からの申し込みもあり、当基金としては、これらの案件も意義深い社会福祉活動と認め、助成の対象としています。

今回採択した66件のうちでは、授産活動用の機器、備品、建物・設備の建設・改修、障がい者・高齢者の送迎・移送用の福祉車両の購入が多く、その他出版や調査研究など、多彩な案件が対象となっています。

当基金では、資産の運用収入と合わせ、丸紅株式会社の追加出捐、丸紅株式会社及び丸紅グループ各社の役員、社員、OB・OGなど、個人有志を会員とする募金の会「100円クラブ」からの個人寄付金と、その同額を寄付する丸紅株式会社からのマッチングギフトが、収入の大きな柱となっています。

このように丸紅基金は、個人と企業が協力して支えることにより、社会・経済情勢が大きく変化する中でも、毎年1億円の助成を継続してきました。
今後とも、この体制を維持・発展させ、わが国の社会福祉の充実・発展に貢献していきます。

以　　上


お問合せ先：社会福祉法人　丸紅基金　事務局
　事務局長　三村　達
　事務局員　井出　彰夫
　事務局員　柳川　洋子
　東京都千代田区大手町1丁目4-2
　電話　　03-3282-7591
　ＦＡＸ　03-3282-9541
　Ｅ－mail　mkikin@marubeni.com
　ＵＲＬ　 http://www.marubeni.or.jp