サステナビリティに対する考え方丸紅のマテリアリティ

印刷

基本的な考え方

丸紅グループは、社是「正(公正にして明朗なること)・新(進取積極的にして創意工夫を図ること)・和(互いに人格を尊重し親和協力すること)」の精神に則り、公正明朗な企業活動を通じ、経済・社会の発展、地球環境の保全に貢献する誇りある企業グループを目指しています。丸紅グループが社会を構成する一員としての責務を果たすには、グループ社員一人ひとりが地球環境や社会の持続可能性(Sustainability)に対して高い意識をもって企業活動に携わる必要があります。また、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の課題に真摯に取り組み、環境や社会と共生・共存できる健全な経営を目指すことで、より良き企業市民として社会に認知され、持続的な成長を実現できると考えています。丸紅グループは、高い倫理観を持つ企業グループとして、すべてのステークホルダーから信頼される存在となることを目指しています。

丸紅グループが目指す地球環境や社会の持続可能性は、グループの役員・社員の考えや行動のみで実現するものではありません。ステークホルダーの意見に常に耳を傾け、ともに考え、実践していくことが不可欠であると考えています。丸紅は、さまざまなステークホルダーの利益・期待を追求し、信頼を得ることにより、グループの持続的な企業基盤を構築しています。

丸紅では、社是をはじめ、以下の方針に基づいて環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の課題に取り組んでいます。また、国際的な規範を参照して、取り組むべき課題を明確にするとともに活動の方向性を確認する一助としています。

国際的イニシアティブへの参加

国連グローバル・コンパクトへの参加

丸紅は、2012年12月に国連が提唱する「グローバル・コンパクト」の支持を宣言しています。グローバル・コンパクトは1999年に国連のコフィー・アナン事務総長(当時)が提唱し、翌年に正式発足したもので、参加企業が「人権・労働・環境・腐敗防止」の4分野にわたる10原則を支持・実践することを求めています。当社は、グローバル・コンパクトの10原則を支持することにより、その理念の実現に向けて取り組んでいきます。

国連グローバル・コンパクトの10原則

国連グローバル・コンパクト
Webサイトはこちら

人権
  • 原則1:人権擁護の支持と尊重原則
  • 原則2:人権侵害への非加担
労働
  • 原則3:結社の自由と団体交渉権の承認
  • 原則4:強制労働の排除
  • 原則5:児童労働の実効的な廃止
  • 原則6:雇用と職業の差別撤廃
環境
  • 原則7:環境問題の予防的アプローチ
  • 原則8:環境に対する責任のイニシアティブ
  • 原則9:環境にやさしい技術の開発と普及
腐敗防止
  • 原則10:強要や贈賄賂を含むあらゆる形態の腐敗防止の取り組み

丸紅は、国連グローバル・コンパクトの日本のローカル・ネットワークである「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」(GCNJ)の会員企業としても活動しています。
GCNJ会員企業・団体が主体となって、テーマ別の分科会活動を行っており、丸紅は以下の分科会に参加しています。

2015年3月期 サプライチェーン分科会
CSV分科会
ISO26000分科会
2016年3月期 ヒューマンライツデューデリジェンス分科会
環境経営分科会
CSV分科会
ステークホルダーエンゲージメント分科会
サプライチェーン分科会
腐敗防止分科会
2017年3月期 ヒューマンライツデューデリジェンス分科会
環境経営分科会
SRI/ESG分科会
SDGs分科会
腐敗防止分科会

Sustainable Development Goals (SDGs)

SDGsは、社会・経済・環境面における「持続可能な開発」を目指す国際社会共通の目標です。

2015年に国連総会で採択され、2030年までの実現を目指す17の目標と169項目のターゲットが盛り込まれています。当社グループでは、各営業グループの行動計画・目標とSDGsの目標を関連づけて開示するなど、社会的課題解決への取り組みの状況を中長期的な視点から検討する際に参照しています。

SDGsWebサイトはこちら

サステナビリティにおける重要な課題と特定・見直しのプロセス

丸紅は、ステークホルダーの期待・関心および当社が環境・社会に及ぼす影響をふまえ、次の2つのテーマに沿った重要性(マテリアリティ)の高い課題(以下、「重要な課題」)を特定し、取り組んでいます。

  1. 当社グループの事業が環境・社会に及ぼす影響に対する責任を果たす
  2. 社会的および環境課題解決と競争力向上を同時に実現し、持続的な成長につなげる

また、サステナビリティにおける重要な課題と各営業グループの計画・目標との関連性を示すサステナビリティ行動計画・目標を作成し、進捗の状況を定期的に開示しています。

サステナビリティ行動計画・目標はこちら

サステナビリティにおける重要な課題は、当社グループを取り巻く社会・環境の変化によって、常に見直し、再検討する必要があると考えています。具体的には、ステークホルダーとの対話、社会からの期待の確認、当社への影響を分析・検討を継続的に実施するなかで、定期的に見直しを行っています。

  • サステナビリティにおける重要な課題
    図表:サステナビリティにおける重要な課題
  • 特定・見直しのプロセス
    図表:特定・見直しのプロセス

推進体制

丸紅では、地球環境や社会の持続可能性に向けた取り組みを全社的に共有・推進していくための体制として、サステナビリティ推進委員会を設置しています。

サステナビリティ推進委員会は、サステナビリティへの取り組みを強化することを目的に、従来のCSR・環境委員会を2018年4月に改組したものです。サステナビリティ推進委員会は社長直轄の機関であり、必要に応じて年に複数回開催されます。ESG視点を考慮したマテリアリティの特定と定期的な見直し、気候変動・低炭素社会への移行、生物多様性保全への対応、ビジネスにおける人権やサプライチェーンにおけるリスクマネジメントなど、当社のサステナビリティへの取り組みに関する基本的な方針や施策について討議の上、取締役会へ報告を行います。また、外部の視点を取り入れるため、アドバイザーとして社外取締役、社外監査役計3名がメンバーに加わっています。サステナビリティ推進委員会の委員長は代表取締役が務めており、取締役会は同委員会で討議された重要な事項の報告を定期的に受けることを通じて、監督を行っています。これまでCSR・環境委員会が担ってきたISO14001の規格要求事項に基づくマネジメントレビューをはじめとする環境マネジメントシステムの機能は、サステナビリティ推進委員会の傘下に設ける環境委員会が継承しています。