2024年
インドネシア・ジャワ1ガス焚き火力発電所の商業運転開始について
2024/04/05
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、インドネシア共和国(以下、「インドネシア」)におけるジャワ 1 ガス焚き火力発電プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)に関し、インドネシア国営石油会社のPT. Pertamina(Persero)(以下、「Pertamina」)及び双日株式会社と共同出資するPT. Jawa Satu Power(以下、「JSP社」)を通じて、2024年3月29日にガス焚き火力発電所の商業運転を開始しました。
本プロジェクトは、インドネシア・ジャワ島において発電容量1,760MWの大型ガス焚き火力発電所、及び貯蔵容量170,000 m3の浮体式LNG 貯蔵・再ガス化設備(以下、「FSRU」)を建設し、25年間に亘りそれらを一体で保守・運転し、インドネシア国営電力会社PT. PLN(Persero)(以下、「PLN」)に対して売電する、同国初の本格的な大型「Gas-to-Power」案件です。
インドネシア政府及びPLNは、電力供給事業計画において、環境負荷の高い石炭及びディーゼル発電への依存度を低減することで温室効果ガスの削減を目指しており、再生可能エネルギー比率の引き上げに加え、LNGを含む天然ガスを燃料とするガス焚き火力発電所への転換を推進しています。
丸紅は、2021年3月に気候変動長期ビジョンを策定、中期経営戦略「GC2024」ではグリーン戦略を企業価値向上に向けた基本方針の一つと位置付けています。これまで世界各国にて蓄積した実績・経験を生かし、インドネシアにおける電力の安定供給に貢献していくとともに、脱炭素社会への移行に向けた社会のニーズに応えるべく、今後もGas-to-Power事業の開発に取り組んでいきます。
<プロジェクト概要> | ||
1)ガス焚き火力発電所 | ||
事業会社 | : | PT. Jawa Satu Power |
出資比率 | : | Pertamina 40%、丸紅 40%、双日 20% |
所在地 | : | インドネシア西ジャワ州チラマヤ |
発電容量 | : | 1,760MW |
売電先 | : | PLN |
売電期間 | : | 25年間 |
2)FSRU | ||
事業会社 | : | PT. Jawa Satu Regas |
出資比率 | : | Pertamina 26%、丸紅 20%、商船三井 19%、双日 10%、その他 25% |
所在地 | : | インドネシア西ジャワ州チラマヤ沖 |
貯蔵容量 | : | 170,000m3 |
<関連リリース>
・2018年12月7日
インドネシア・ジャワ1ガス焚き火力発電プロジェクトの融資契約締結・着工について
https://www.marubeni.com/jp/news/2018/release/00059.html
・2017年1月31日
インドネシア・ジャワ1ガス焚き火力発電プロジェクトの長期売電契約締結について
https://www.marubeni.com/jp/news/2017/release/20170131.pdf