2022年
インドネシアにおける再資源化事業の開発に向けた覚書締結について
2022/04/18
丸紅株式会社
丸紅インドネシア会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)が出資する丸紅インドネシア会社は、インドネシア共和国(以下、「インドネシア」)のスタートアップ企業PT Khazanah Hijau Indonesia(以下、「Rekosistem社」)(レコシステム)と再資源化事業の開発に関する覚書(以下、「本覚書」)を締結しました。2022年4月より、回収ボックス等を設置し、廃プラスチック等の廃棄物の回収・製品化、及び販売に向けた再資源化事業を行います。
Rekosistem社は、法人や個人から回収したプラスチック、電化製品、ガラス等の様々な廃棄物をリサイクル業者に販売しており、回収量に応じて電子決済で使用可能なポイントを付与するデジタルプラットフォームを運営しています。
インドネシアは人口増加に伴い廃棄物の発生量が増え、特にプラスチックごみの海洋流出量は中国に次ぐ世界第2位(*)です。適切な廃棄物回収体制の構築及びリサイクルの普及が課題となっており、インドネシア政府は、各製造業者に対し、2029年までに廃棄物総量を30%削減する規制を定めています。
丸紅インドネシア会社は、本覚書に基づき、Rekosistem社と共同でインドネシアにおける廃棄物回収元の開拓、回収量の増大を図るとともに、丸紅グループのネットワークを活かして、回収した廃棄物の製品化、及び販売を含めた再資源化事業を展開します。
丸紅は、2022年2月に公表した中期経営戦略「GC2024」にてグリーン戦略を掲げ、「グリーン事業の強化」と「全事業のグリーン化推進」により、グリーンのトップランナーになることを目指しています。インドネシアにおける廃棄物の再資源化事業を通じて、今後も循環型社会の実現に貢献していきます。
(*) 出典:2019年 環境省 『海洋プラスチックごみに関する状況』
https://www.env.go.jp/water/marirne_litter/mpl1-d2.pdf
左:丸紅インドネシア会社社長 笠井 信司、右:Rekosistem社CEO Ernest Christian Layman
<丸紅インドネシア会社 概要> | ||
会社名 | : | PT Marubeni Indonesia |
本社所在地 | : | Menera Astra, 51st Floor, Jl. Jenderal Sudirma av 5-6, Jakarta 10220 Indonesia |
設立 | : | 1993年 |
代表者 | : | 笠井 信司 |
事業内容 | : | ライフスタイル、フォレストプロダクツ、化学品、食料、エネルギー、金属、インフラプロジェクト、 建機・産機・モビリティ、情報・物流、ヘルスケア等の分野において、輸出入・国内取引等を展開 |
株主 | : | 丸紅アセアン会社(丸紅100%子会社) |
HP | : | http://marubeni-indonesia.co.id/in/home |
<Rekosistem社 概要> | ||
会社名 | : | PT Khazanah Hijau Indonesia |
本社所在地 | : | Jl. Mampang Prapatan Raya No. 73A, Kelurahan Tegal Parang, Kecamatan Mampang Prapatan Jakarta Selatan 12790, Indonesia |
設立 | : | 2019年 |
代表者 | : | Ernest Christian Layman |
事業内容 | : | アプリを活用した廃棄物の回収事業をインドネシアにて展開 |
HP | : | https://www.rekosistem.com/ |
: | https://www.instagram.com/rekosistem/ |
【関連プレスリリース】
2月3日付プレスリリース 中期経営戦略(2022-2024年度) GC2024
https://www.marubeni.com/jp/news/2022/release/gc2024_jpn.pdf
以 上