2022年
タイにおけるバイオベース製品及び再生可能エネルギー開発に向けた覚書締結について
2022/01/24
丸紅株式会社
丸紅泰国会社
Mitr Phol Sugar Corp., Ltd
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)が100%出資する丸紅泰国会社と、Mitr Phol Sugar Corp., Ltd.(ミトポン)(以下、「Mitr Phol社」)は、タイ王国(以下、「タイ」)におけるバイオベース製品(*1)関連事業及び再生可能エネルギー開発の戦略的協業に関する覚書(以下、「本覚書」)を締結しました。
本覚書は、タイ最大の製糖会社であるMitr Phol社が保有する農業残渣を含めた、あらゆる農業由来のリソースを活用し、バイオベース製品の原料開発と、包装資材・食器等の製造・販売及び再生可能エネルギーの開発・導入等を目的とするものです。
今後、本覚書に基づき、丸紅泰国会社とMitr Phol社は、丸紅グループが持つ知見・技術、販売ネットワークとMitr Phol社が有するアグリビジネス分野での優位性・革新性を活用し、化石燃料由来のプラスチック削減及び再生可能エネルギーの開発・導入等、幅広い脱炭素ビジネスの実現に向けて検討し、タイ政府が重点施策に掲げる「Bio-Circular-Green経済(*2)」への貢献を目指します。
(*1) バイオベース製品: 主に以下の4つを指す。
① 植物等の再生可能な有機資源を原料として作られたバイオマスプラスチック
② 微生物の働きによって最終的に二酸化炭素と水に分解し、自然界へと循環する生分解性プラスチック
③ ①、②を原料として製造される包装資材・食器等の最終製品
④ サトウキビ等の有機資源を発酵させて製造するバイオエタノール
(*2) Bio-Circular-Green (BCG) 経済:
バイオ技術の基盤となる素材が豊富なタイが掲げる国家戦略モデル。タイ政府は、生物多様性や文化的多様性に重点を置くと同時に、(1)食品と農業、(2)医療と健康、(3)バイオエネルギー、バイオマテリアル、バイオケミカル、(4)観光、クリエイティブ経済の4分野に焦点を当て、各分野の技術革新や生産性向上、高付加価値化等を目指している。
<丸紅泰国会社 概要> | ||
会社名 | : | 丸紅泰国会社 |
本社所在地 | : | 10th & 11th Floor, Sindhorn Building, Tower 2, 130-132 Witthayu Road, Lumpini, Patumwan, Bangkok 10330, Thailand |
設立 | : | 1974年 |
代表者 | : | 日髙 和郎 |
事業内容 | : | ライフスタイル、フォレストプロダクツ、食料、アグリ事業、化学品、電力、エネルギー、金属、 インフラプロジェクト、建機・産機・モビリティ等の分野において、輸出入及びタイ国内取引等を展開 |
HP | : | https://www.marubeni.co.th |
<Mitr Phol社 概要> | ||
会社名 | : | Mitr Phol Sugar Corp., Ltd |
本社所在地 | : | 2, Ploenchit Center, 3rd Floor, Sukhumvit Road, Klongtoey, Bangkok 10110 |
設立 | : | 1956年 |
代表者 | : | Buntoeng Vongkusolkit |
事業内容 | : | 砂糖の製造販売及びバイオベース(バイオマス発電やバイオエタノール等)事業 |
HP | : | https://www.mitrphol.com |
以 上