2018年

インドネシア・ジャワ1ガス焚き火力発電プロジェクトの融資契約締結・着工について

2018/12/07
丸紅株式会社

丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、インドネシア・ジャワ島において新規ガス焚き火力発電所及び洋上LNG貯蔵・再ガス化設備(以下、「FSRU」)の建設・運営を行うジャワ1ガス焚き火力発電プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)に関し、PT Pertamina (Persero)(以下、「Pertamina」)、双日株式会社(以下、「双日」)と共同出資しているPT Jawa Satu Power、及びPertamina、双日、株式会社商船三井(以下、「商船三井」)等と共同出資しているPT Jawa Satu Regasを通じて、2018年10月に融資契約を締結(以下、「本融資」)し、2018年12月に本プロジェクトの発電所部分について着工する予定です。

本融資は、株式会社国際協力銀行、アジア開発銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行、オーバーシー・チャイニーズ銀行、クレディ・アグリコル銀行、ソシエテ・ジェネラル銀行による協調融資を行うプロジェクトファイナンス(*1)で、民間金融機関の融資には株式会社日本貿易保険の保険を活用しています。

本プロジェクトは、発電容量1,760MWの大型ガス焚き火力発電所及び貯蔵容量170,000 m3のFSRUを夫々建設し、25年間に亘ってそれらを一体で保守・運転し、インドネシア国有電力会社 PT PLN(Persero)(以下、「PLN」)に対して売電する、本格的な大型「Gas-to-Power」案件です。ガス焚き火力発電所建設にあたり、タービン、発電機の納入をGeneral Electric Company、土木基礎工事をSamsung C&T、ガスパイプラインの敷設等をPT Meindo Elang Indahが担います。また、FSRUについては、Samsung Heavy Industriesが建造を担います。

丸紅は、これまで蓄積してきた発電事業の実績・経験を活かし、本プロジェクトを通して、インドネシアにおける電力の安定供給に貢献すると共に、今後世界的に需要の高まるGas-to-Power事業の更なる拡大を図っていきます。

(*1)プロジェクトから生み出されるキャッシュ・フローを主な返済原資とする資金調達方法

以 上

 <インドネシア・ジャワ1ガス焚き火力発電プロジェクト概要>
PT Jawa Satu Power​総事業費​発電容量​

1)ガス焚き火力発電所ポーション  
事業会社 : PT Jawa Satu Power 
出資比率 : Pertamina 40%、丸紅40%、双日20%
所在地 : インドネシア西ジャワ州チラマヤ
発電容量 : 1,760MW
総事業費 : 約14億米ドル
売電先 : PLN
売電期間 : 25年間
運転開始 : 2021年(予定)
2)FSRUポーション  
事業会社 : PT Jawa Satu Regas
出資比率 : Pertamina 26%、丸紅20%、商船三井19%、双日10%、その他25%
所在地 : インドネシア西ジャワ州チラマヤ沖
貯蔵容量 : 170,000 m3
総事業費 : 約4億米ドル

<関連ニュースリリース>
・2017年1月31日:インドネシア・ジャワ1ガス焚き火力発電プロジェクトの長期売電契約締結について
https://www.marubeni.com/jp/news/2017/release/20170131.pdf

一覧に戻る