2018年
中堅・中小企業を投資対象とした事業支援ファンドの設立について
2018/07/02
丸紅株式会社
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)の100%子会社であるアイ・シグマ・キャピタル株式会社(以下、「アイ・シグマ」)は、日本の中堅・中小企業へ投資を行なう「アイ・シグマ事業支援ファンド3号投資事業有限責任組合」(以下、「3号ファンド」)を2018年6月29日に設立しました。
日本国内において、プライベートエクイティファンド(*1)は、株式譲り受けの担い手として、また投資家にとっての運用対象としての期待が高まっています。3号ファンドはアイ・シグマ事業支援ファンド2号(以下、「2号ファンド」)の後続ファンドとして設立され、後継者不足の深刻さが増している中堅・中小企業の事業承継案件への投資を中心に、企業統治意識の高まりにより増えている大企業のカーブアウト案件(*2)などにも取り組んでいきます。
アイ・シグマは2000年に設立され、未公開株式への投資を行なうファンド事業を運営してきました。2000年から4本のファンドを運営し、現在の中核ファンドである「アイ・シグマ事業支援ファンド」は2008年の設立以来、1号および2号ファンドで累計投資数12社、累計投資金額は250億円超となっています。2号ファンドでは、2018年3月に投資した株式会社ショクカイ(業務用食品卸)、株式会社ミスズライフ(ぶなしめじ製造)を含めて、現在6社に投資しています。
丸紅およびアイ・シグマは、総合商社としての幅広い業種における知見・ネットワークや、投資ファンドとしての経営手法を活用することで、投資先企業の成長促進、発展に寄与していきます。また、投資先の企業価値向上や産業活性化を通じて、国内の経済・雇用の持続的発展に貢献するとともに、投資家に対して魅力的な運用機会を提供していきます。
*1) 複数の投資家から資金を調達し、その資金を元手に未公開株式への投資を行なうファンドの総称
*2) 大企業等が経営資源を中核事業に集中させることを目的に、非中核と位置付ける事業や子会社を切り離し独立させるような事例に際し、切り離された事業・子会社に投資する案件
以上
<アイ・シグマ・キャピタル株式会社(適格機関投資家等特例業者)概要>
設立 | : | 2000年9月 |
代表者 | : | 渡辺 昭彦 |
所在地 | : | 東京都千代田区神田錦町3-23 |
資本金 | : | 3億円 |
事業内容 | : | プライベートエクイティ投資関連業務 |
株主 | : | 丸紅100% |
URL | : | http://www.i-sigma-capital.co.jp/ |
<3号ファンド概要>
名称 | : | アイ・シグマ事業支援ファンド3号投資事業有限責任組合 |
設立 | : | 2018年6月29日 |
出資約束金総額 | : | 300億円(予定) |
無限責任組合員 | : | アイ・シグマ |
ファンド期間 | : | 10年間 |