2013年
「アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合」設立および株式会社飯野ホールディングへの資本参加について【アイ・シグマ・パートナーズ】
2013/10/07
丸紅株式会社
アイ・シグマ・パートナーズ株式会社は、日本の中堅・中小企業への投資を行う「アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)を2013年7月末に設立しました。本ファンドは2013年9月24日付で株式会社飯野製作所(埼玉県さいたま市、以下「飯野製作所」)のホールディングカンパニーである株式会社飯野ホールディング(以下「飯野ホールディング」)への資本参加を行いました。
本邦企業の大半を占める中堅・中小企業は、優れた製品・サービスの供給、新しい技術の開発や継承、雇用創出による地域経済への貢献等、日本経済において重要な役割を果たしています。一方で、国内市場の成熟・海外企業との競争激化、円安による原材料費の高騰、更には後継経営者不足等、中堅・中小企業を取り巻く経営環境は厳しさを増しております。既に株式上場を果たした中堅企業においても、持続的成長戦略の再構築・内部統制への対応等、山積する課題に長期的視点で支援を行う株主が求められています。
本ファンドは、丸紅株式会社(以下「丸紅」)の総合商社としての幅広い業種における機能・ネットワークの活用及び三井住友信託銀行株式会社(以下「三井住友信託銀行」)の企業オーナービジネス(事業承継対策等)の展開における信託等の活用を通じ、様々な業種の本邦中堅・中小企業(上場企業を含む)への出資(原則マジョリテイ出資)を行います。出資後は海外向けを含む営業・マーケティング、海外進出、原料調達、人材採用、経営戦略策定・再構築、経営管理体制の構築・整備、資本政策立案、M&A・提携等への支援を行い、単なる資金の提供にとどまらない事業パートナーとして投資先企業と共同で企業価値の向上に取り組みます。投資先企業の企業価値向上を通じ、中堅・中小企業における優れた製品・サービスを供給する技術力の継承と発展、雇用創出による地域経済への貢献に寄与したいと考えます。
丸紅、三井住友信託銀行、ならびに本邦機関投資家の出資により、最終的には300億円程度の規模とし、計10社程度への出資を行う計画です。
本ファンドよりの第一号出資案件である飯野ホールディング(飯野製作所)は自動車のエンジンやミッション周りの高精度・高品質部品を製造しています。フィリピン、北米、中国、インドネシアと逸早く海外展開を進めつつ、高い精度・品質での製品供給能力を保ってきた、現場での不断の努力と改善に取り組み続ける経営姿勢に共感し、資本参加に至ったものです。
「株式会社飯野製作所グループ」としての将来の発展に向け、グローバル展開などの支援を通じて、貢献したいと考えております。
<アイ・シグマ・パートナーズ株式会社(適格機関投資家等特例業者)概要>
設立 | : | 2013年6月 |
代表者 | : | 代表取締役 加納 道章 |
所在地 | : | 東京都千代田区神田錦町3-23 |
資本金 | : | 1.5億円(資本準備金1.5億円) |
事業内容 | : | プライベートエクイティ投資関連業務 |
株主 | : | 丸紅 85.01%、三井住友信託銀行14.99% |
URL | : | http://www.isigma-p.jp |
<アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合概要>
設立 | : | 2013年7月 |
代表者 | : | 加納 道章 |
所在地 | : | 東京都千代田区神田錦町3-23 |
無限責任組合員 | : | アイ・シグマ・パートナーズ株式会社(適格機関投資家等特例業者) |
<株式会社飯野製作所>
設立 | : | 1948年3月 |
代表者 | : | 飯野 耕司 |
所在地 | : | 埼玉県さいたま市大宮区寿能町1-135 |
事業内容 | : | 自動車・オートバイ用各種部品の製造 |
【お問い合わせ】
アイ・シグマ・パートナーズ株式会社
TEL:03-3518-4140